和歌山県道・大阪府道752号和歌山阪南線

和歌山県道・大阪府道752号和歌山阪南線の概要

和歌山県道・大阪府道752号和歌山阪南線（わかやまけんどう・おおさかふどう752ごう わかやまはんなんせん）は、和歌山県の和歌山市から大阪府の阪南市に至る一般道路です。この路線は、平成29年（2017年）4月1日付けで国道26号から独立し、国土交通省から大阪府と和歌山県に管理が移管されました。

路線概要

752号線は、梅原交差点から貝掛交差点まで孝子越街道を継承する形で設計されており、その一部区間は旧国道26号と重複しています。特に、箱ノ浦ランプ以南においては、主要道路が片側2車線の1本しかないため、常に渋滞が発生していました。しかし、淡輪ランプまでのバイパス延伸によって、両ランプ間の交通状況は大幅に改善されています。

路線データ

• - 起点: 和歌山市西汀丁（西汀丁交差点）
• - 終点: 阪南市自然田（桜ケ丘北交差点）
• - 全長: 23.974km（和歌山県7.360km、大阪府16.614km）

この道の歴史は長く、梅原交差点から下出北交差点間は昭和戦前期に建設された大正国道の新道の一部です。昭和から続く国道26号としても知られ、多くの改良が加えられてきました。特に、戦後の経済成長と国道整備計画により、1967年から1971年にかけてこの道路は拡幅され、新設されました。

1974年には阪和自動車道の開通に伴い、新たな交通路として重要性が増し、1983年には国道26号の一部として正式に運用されるようになりました。2016年には路線認定を受け、翌2017年には国道の指定が外れる形で現行の県道として位置づけられています。

地理的情報

752号線は、和歌山県の和歌山市から始まり、途中で泉南郡の岬町を通過し、大阪府の阪南市へ到達します。この道を利用すると、両地域間の利便性が大いに向上します。

主な交差道路と交通状況

752号線は交通量が多く、特に梅原交差点では通行が頻繁に行われています。また、主要な橋として紀ノ川大橋（全長748.1m、1967年竣工）が存在し、地域の交通の要所となっています。

周辺情報とアクセス

752号線沿いには「道の駅みさき」や南海本線の箱作駅があり、地元住民だけでなく観光客にも利用されています。これにより、周辺のビジネス環境や観光資源の発展が期待されています。

このように、和歌山阪南線は、地域の交通網の一翼を担う重要な道路であり、歴史的な背景を持ちながら現在も発展を続けています。

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