和歌山県道10号岩出野上線

和歌山県道10号岩出野上線の概要



和歌山県道10号岩出野上線は、和歌山県岩出市から海草郡紀美野町に至る重要な地域道路で、近年交通の利便性向上が図られています。実延長は約11.39kmで、起点は岩出市船戸に位置し、終点は紀美野町動木の動木南交差点に接しています。

交通状況



この県道は岩出市から紀の川市貴志川町にかけての区間において、周囲の幹線道路と連携し、交通量が非常に多いことが特徴です。特に2015年までは、旧国道24号との交差点付近での渋滞が頻繁に発生していましたが、現在では信号機の設置により、交通の流れが改善されています。また、起点から北側にかけては県道が四車線化され、渋滞が徐々に解消されてきました。ほぼ全区間が2車線で構成されており、海南市七山付近のみがセンターラインのない区間となっています。

紀の川市貴志川町から紀美野町の旧野上町地域までは、紀美野町の旧美里町地域への主要なアクセス道路であり、この区間でも比較的高い交通量を維持しています。

路線の歴史と指定



1993年5月11日建設省から一般県道岩出野上線が主要地方道に格上げされ、1994年4月には和歌山県によって正式に主要地方道として認定されました。また、2019年6月29日には紀の川市貴志川にかかる諸井橋が老朽化のために新たな橋に架け替えられ、路線の安全性が向上しました。

交差する道路と自治体



この県道は、以下の自治体を通過します:
1. 岩出市
2. 紀の川市
3. 海南市
4. 海草郡紀美野町

各自治体内では、以下のような重要な道路と交差しています。


県道10号は、地域の交通網の中心的な役割を果たしており、今後も単独の主要地方道として利用され続けるでしょう。

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