和歌山県道176号井関御坊線

和歌山県道176号井関御坊線について

和歌山県道176号井関御坊線（わかやまけんどう176ごう いせきごぼうせん）は、和歌山県有田郡広川町の井関から御坊市の名屋町に至る一般県道です。この道路は、国道42号の旧道としての歴史を持ち、1969年に降格されて以来、地域の重要な交通路として役割を果たしています。路線は約23キロメートルの実延長を持ち、有田郡広川町の井関交差点から始まり、御坊市名屋町の天田橋北詰交差点で終わります。

路線の特徴と状況

この県道は、起点と終点で国道42号に接続しているため、他の主要道路とのアクセスが非常に良好です。また、日高町の一部区間では、この国道42号と重複しているため、通行車両の流れはスムーズです。特に、広川町と御坊市を結ぶこの路線は、地域の住民や観光客にとっても重要な通行路となっています。

道路状況については、峠の頂上には明治時代に建設された古いトンネルがありますが、このトンネルは1999年に新たな二車線のトンネルに置き換えられ、現在は塞がれています。この新トンネルは、交通の安全性を高めるために設計されています。さらに、和歌山県道21号との重複区間の拡張も進められており、特に峠の東側では対向車通行の困難な区間について大規模な拡幅工事が実施されています。

重複区間について

和歌山県道176号には、いくつかの重複区間があります。以下はその一部です：

• - 和歌山県道21号広川川辺線（広川町井関交差点から上津木）
• - 和歌山県道23号御坊湯浅線（萩原から御坊市湯川町丸山）
• - 国道42号（萩原交差点から萩原まで）
• - 和歌山県道185号御坊停車場線（名屋町1丁目から終点の天田橋北詰交差点まで）

これにより、道路利用者は異なる県道や国道へ容易にアクセスできる利便性があります。

道路施設

この県道には、いくつかの重要なインフラが含まれています。橋梁としては「いつき橋」があり、御坊市の斉川に架かっています。また、新鹿ヶ瀬トンネルがあり、延長は330mで1999年に竣工しました。このトンネルは、広川町と日高町の間を結ぶ重要な通路となっています。

通過する自治体と沿線

この道路を通過する自治体は、和歌山県に属し、有田郡広川町、日高郡日高町、御坊市が含まれます。沿線には、井関郵便局や広川町立の学校（津木中学校、津木小学校）、日高町立の内原小学校、JR紀勢本線の紀伊内原駅、御坊市立御坊小学校など、地域の生活に密接に関連した施設が点在しています。

まとめ

和歌山県道176号井関御坊線は、地域の交通インフラの中で非常に重要な役割を担っています。この道路は、利用者にとって安全で便利な交通路を提供し、地域の発展も支えています。

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