和水町立緑小学校

和水町立緑小学校の概要と歴史

和水町立緑小学校（なごみちょうりつみどりしょうがっこう）は、熊本県玉名郡和水町坂楠に位置していた公立の小学校です。この学校は1875年に創立され、2014年3月末を以て閉校し、和水町立三加和小学校に統合されました。ここでは緑小学校の沿革やその役割について詳しく見ていきます。

創立と歴史の変遷

緑小学校の歴史は1875年に始まります。当初は「公立坂楠小学校」として設立され、その後、1877年には「公立十町小学校」が創立されました。1899年には町村制が施行され、これにより玉名郡5村が合併し「緑村」が誕生しました。これに伴い、学校も数回の改称を経て、1890年には「尋常坂楠小学校」および「尋常十町小学校」と改名されました。

1904年には前述の2校が統合し、「緑尋常小学校」と名付けられました。さらに高等科が併置されたことで、1906年には「緑尋常高等小学校」へと改称され、1915年には「緑尋常高等小学校」と「緑北尋常高等小学校」という二つの学校に分かれることとなりました。

学制変更と校名の変遷

1941年に国民学校令が施行され、学校は「緑村緑国民学校」と改名され、尋常科は初等科に改められました。その後、1947年の学制改革で「緑村立緑小学校」という新制小学校に生まれ変わります。1955年には三村の合併に伴い「三加和村立緑小学校」と改称され、1968年には町制施行により「三加和町立緑小学校」となりました。

2006年には「和水町立緑小学校」と改称され、最終的には2014年3月31日に統合のため閉校となりました。これにより、地域の教育体系は新たな形に進化を遂げました。

校訓と分校

緑小学校の校訓は「勇気と知恵とやさしい心」で、これは学生たちに人間として必要な特性を育むことを目的としていました。また、緑小学校には十町分校が存在し、位置は和水町上十町であり、この分校も最終的に学校全体の統合に含まれる形で閉校となりました。

地域と周辺施設

和水町立緑小学校の最終所在地は熊本県玉名郡和水町坂楠2982番地にありました。周辺には板楠ひまわり発電所やあおば保育園、和水町役場三加和支所、さらには玉名警察署の板楠警察官駐在所など、様々な公共施設が集まっていました。また、地域に密着したJAたまな総合支所や商工会も存在し、地元の経済活動にも寄与していたことが伺えます。

最後に、和水町立緑小学校の閉校は地域に大きな影響を与えましたが、三加和小学校の新設により、新時代の教育がスタートしています。歴史あるこの学校の足跡は、地域の人々の記憶に永遠に残ることでしょう。

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