和田アキ子アワー

和田アキ子アワー

『和田アキ子アワー』は、1991年10月から1992年3月17日までの間、テレビ朝日系列で放送されたバラエティ番組です。この番組は毎週火曜日の20時から20時54分までの時間帯に放送され、多くの視聴者に親しまれました。司会を務めたのは日本の歌手でありタレントの和田アキ子で、彼女の独自のスタイルと鋭いトークが番組の魅力となっていました。

開催場所としての火曜20時台の背景を見てみると、この時間帯には以前、2時間単発番組枠である『火曜スーパーワイド』や、2時間ドラマ枠の『火曜ミステリー劇場』が放送されていました。しかし、1991年秋の改編により、これらの番組構成が変更され、20時台はテレビ朝日製作の枠に、21時台は朝日放送（ABCテレビ）製作の枠へと移行することになりました。このような状況の中で、『和田アキ子アワー』がスタートしました。

番組は当初、「結婚するってホント?」という副題を掲げ、主に模擬結婚式を中心とした企画を展開しました。視聴者は模擬結婚式を通じて、さまざまなエンタテインメントを楽しむことができました。しかし、1992年1月21日以降は副題が外れ、よりバラエティ色の強いコンテンツへと進化していきました。和田アキ子は、彼女自身のセンスとユーモアを交えながら、ゲストや視聴者とのインタラクションを楽しむスタイルで番組を盛り上げていったのです。

番組の放送は大変好評で、多くのファンに支持されましたが、1992年3月17日に終了しました。その後、次に放送された番組は『平成ふしぎ探検隊』で、この番組以降も20時台は再びABCテレビ製作枠へと移行することとなりました。テレビ朝日の製作枠が20時台に戻るのは、29年後の2021年4月に『林修の今でしょ!講座』が移動してきてからとなります。このように『和田アキ子アワー』は、テレビ朝日のバラエティ番組史において重要な一ページを刻みました。

『和田アキ子アワー』は、和田アキ子の多彩な才能と、視聴者との密接なコミュニケーションを実現したことで記憶に残る番組となりました。番組のスタイルと内容は、その後のテレビのバラエティ番組にも影響を与え、今もなお語り草となっています。

もう一度検索