和豊帯の会

和豊帯の会について

和豊帯の会（わほうたいのかい）は、日本に存在する宗教法人で、単立の団体であります。この教団は、西山栄一を教祖としており、旧称は理創教会と呼ばれていました。信仰に関しては神仏を否定することはなく、むしろ、神仏への信仰を重視するわけではない立場を取っています。そのため、教義の中では「同心一・和豊帯」を教えとして掲げ、本尊を崇拝することが中心となっています。また、教典には『実践原論』が用いられています。

和豊帯の会の活動の目的は、地上から争いを取り除き、全ての人々が「平和」に、より「豊かな」生活を送り、「連帯」を持って共存することを目指すことです。この理念に基づき、様々な活動が展開されています。さらに、この会は西山栄一を実質的な指導者とする女性党（旧称・新しい時代をつくる党）の支持母体の一つでもあり、教団の理念が社会活動にも反映されています。2019年現在、団体の代表役員は西山庸行が務めており、彼は株式会社アイスターの代表取締役社長でもあります。

教祖の西山栄一は、かつて創価学会の信者でしたが、1985年3月30日に「理創教会」との名称で教団を立ち上げました。これにより、彼は独自の教えを広めることを目指しました。その後、1993年に本部を神奈川県から千葉県船橋市に移転し、同年11月に現在の名称である「和豊帯の会」と改称しました。さらに、1995年には田所美代子が代表役員に就任し、法人化が実現しました。

和豊帯の会は、1995年の第17回参議院議員通常選挙においても活動を展開しました。会員である川口捷子が「新しい時代をつくる党」公認候補として愛知県選挙区に出馬しました。落選したものの、49人が立候補した中で7番目に多い10224票を獲得する成果を収めました。川口は「個人の信仰と選挙への出馬は別」と主張し、信仰と政治活動の関係にも注目が集まりました。

沿革

和豊帯の会の主な歴史の流れを以下に示します：

• - 1985年3月30日：理創教会が設立される。
• - 1993年4月30日：本部が神奈川県から千葉県船橋市に移転。
• - 1993年11月10日：現在の名称、和豊帯の会に変更。
• - 1994年12月10日：御宝殿が完成。
• - 1995年3月29日：宗教法人格を取得し、4月12日に法人登記を行う。
• - 1997年12月16日：北海道紋別市に分教会を設立。
• - 1998年6月27日：滋賀県に別格本山を開山。
• - 2001年12月5日：新本部が竣工。
• - 2010年6月13日：奉安殿が完成。

和豊帯の会はその活動を通じて、平和で豊かな社会の実現を目指しており、宗教的な信念に基づいた実践を続けています。

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