和食 (芸西村)

和食（高知県芸西村）

和食（わじき）は、高知県安芸郡芸西村に位置する地域です。かつては安芸郡和食村として存在していました。ここでは、現在の和食地区の地理、歴史、交通、施設について詳しく解説します。

地理

和食地区は芸西村の東半分を占め、土佐湾に面しています。和食川の河口域および赤野川の上流域にあたり、自然豊かな場所です。位置的には、西で西分・馬ノ上、北で久重、東で安芸市赤野乙・穴内甲・小谷と隣接しています。海岸沿いには国道55号と土佐くろしお鉄道阿佐線が東西に走り、和食駅が地区の交通の要となっています。

海洋: 土佐湾に面し、漁業も盛んです。
河川: 和食川と赤野川が流れ、農業用水としても利用されています。

歴史

幕末には安芸郡和食村が存在し、高知藩の領地でした。明治時代に入り、1871年の廃藩置県によって高知県の管轄となりました。1889年の町村制施行により、和食村は単独で自治体を形成しました。しかし、1954年に馬ノ上村・西分村と合併し、芸西村が発足。これに伴い、和食村は芸西村の大字となりました。

交通

和食地区には、鉄道とバスが運行しています。

鉄道:
土佐くろしお鉄道阿佐線が通り、和食駅が利用できます。
かつては土佐電気鉄道安芸線の和食駅も存在していましたが、1974年までに廃止されました。
バス:
高知東部交通の安芸線が運行し、高知市方面へのアクセスが可能です。
芸西村営バスの代替バスも運行しており、村内各地への移動手段となっています。
道路:
国道55号が地区内を東西に走り、主要な交通路となっています。
高知県道216号羽尾琴浜線も利用されています。
高知東部自動車道が2021年に開通予定で、芸西東インターチェンジが設けられる予定です。

施設

和食地区には、教育、行政、文化、レクリエーションなど、様々な施設があります。

教育機関: 芸西村立芸西中学校、芸西村立芸西小学校、芸西村立芸西幼稚園、芸西村立芸西保育所があります。
行政・公共施設: 芸西郵便局、芸西村立図書館、芸西村クリーンセンター、津野集会所などがあります。
* 文化・レクリエーション施設: 琴ヶ浜松原野外劇場、憩ヶ丘運動公園などがあります。

まとめ

和食地区は、自然と歴史が豊かな地域であり、鉄道や道路などの交通インフラも整っています。教育施設や公共施設も充実しており、住民の生活を支えています。高知東部自動車道の開通により、今後の発展が期待される地域です。

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