品川インターシティ

品川インターシティ

品川インターシティ（しながわインターシティ）は、東京都港区港南と品川区北品川に位置する再開発都市です。このプロジェクトは、かつての国鉄操車場跡地を利用したもので、品川駅の東口に近接しています。1998年11月に竣工し、総面積約35,564平方メートルの敷地に高層オフィスビルや商業施設、ホールなど多様な施設が集まります。さらに、品川グランドコモンズとの間には、幅45メートル、長さ400メートルの「品川セントラルガーデン」が広がり、周囲の景観や利用者に多くの利便性を提供しています。

開発の歴史

品川インターシティの開発は1984年から始まりました。当時、興和不動産が旧国鉄の品川駅東口貨物ヤード跡地を取得し、その後、国鉄の民営化に伴う土地移管を経て、1990年に東京都やJR東日本を含む関係者が集まり、再開発計画の策定が行われました。1992年に都市計画が決定され、6年後の1998年に竣工を迎えました。その後も周辺エリアの整備が進み、多くのビジネスマンや観光客が訪れるエリアへと成長しました。

建物の構成

品川インターシティは、以下の主要な施設で構成されています:
1. 品川インターシティA - 地上32階、地下2階のオフィスビルで、楕円形のデザインが特徴的です。フォーラムエイトや粧美堂本社など、多くの企業が入居しています。1階には飲食店が並んでいます。
2. 品川インターシティShop&Restaurant - A棟とB棟の間に位置し、飲食店や店舗が充実しています。毎週日曜日にはフリーマーケットも開催されています。
3. 品川インターシティB - 地上31階、地下3階の高層ビルで、大林組本社が入入居しています。
4. 品川インターシティC - 隣接するB棟から連結しているこちらも地上31階、地下3階です。NECキャピタルソリューションやニコン本社が入っています。
5. 品川インターシティホール - 多目的に使用できるホールで、最大700名収容のスペースを持ち、イベントや展示会などが行われます。

品川セントラルガーデン

品川インターシティと品川グランドコモンズの間には、品川セントラルガーデンが設けられています。この広場は適度な緑地が広がり、周囲のビジネスマンにとってのリフレッシュスポットとなっています。北側は「汐の公園」、中央部は公共空地、南側は「杜の公園」として整備されています。多くの樹木や品川エリアをテーマにした造形物が配置され、憩いの場として親しまれています。

交通の利便性

品川インターシティはその立地から、通勤や観光にも非常に便利です。品川駅に近接しているため、東京や新幹線などの交通アクセスが優れています。さらに、施設内のペデストリアンデッキ「スカイウェイ」により、品川グランドコモンズとの移動もスムーズに行えます。これは、オフィスビル間の利便性向上に寄与しており、訪れるすべての人々にとって利点となっています。

まとめ

品川インターシティは、再開発によって新たに生まれた都市空間であり、オフィス、商業、緑地の複合的な利用が可能な施設です。これにより、地域の発展と共に多様な人々が集まり、交流する場としての役割を果たしています。

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