唇からロマンチカ/That's Right

AAA 14thシングル「唇からロマンチカ/That's Right」詳細

2007年5月16日、エイベックス・トラックスよりAAAの14枚目のシングル「唇からロマンチカ/That's Right」がリリースされました。前作から約1ヶ月という短いスパンでのリリースとなり、ファンを熱狂させた作品です。

このシングルは、表題曲である「唇からロマンチカ」と「That's Right」の両A面シングルという構成になっています。さらに、聴き応えのある楽曲として「Let it beat! (Aurum vs. Ovrar mix)」も収録。それぞれの楽曲のインストゥルメンタルバージョンも収録されており、多様な楽しみ方ができる作品となっています。

リリース形態は3種類。「CD ONLY」、「CD+DVD A」、「CD+DVD B」と、購入者のニーズに合わせたバリエーションが用意されています。「CD ONLY」には初回限定で24ページにも及ぶフォトブックレットが付属し、ファンにとって貴重なアイテムとなっています。ジャケット写真も形態によって異なり、それぞれに魅力的なデザインが施されています。特に「CD+DVD A」のジャケットに用いられた唇は、メンバー全員で試行錯誤を重ね、西島隆弘さんがモデルとなったものです。

楽曲について見ていきましょう。「唇からロマンチカ」は、テレビ東京系ドラマ『美味學院』の主題歌として起用され、ドラマの世界観を見事に表現した、AAAらしいキャッチーな楽曲に仕上がっています。作詞は井上秋緒氏、作曲はBULGE氏、編曲は池田雅明氏と、実力派のクリエイター陣が制作に携わっています。「That's Right」は同ドラマの挿入歌として使用され、ドラマの重要なシーンを彩る楽曲として記憶に残る一曲です。作詞は松井五郎氏、作曲は石田匠氏、編曲は柴崎浩氏が担当しています。

そして注目すべき点は、このシングルがAAAの8人体制でリリースされた最後のシングルであるということです。その後、メンバーの脱退を経て、グループの体制は変化することになります。そのため、このシングルは、8人のAAAによる最後の作品として、多くのファンにとって特別な意味を持つものとなっています。

それぞれのDVDには、「唇からロマンチカ」と「That's Right」のミュージックビデオが収録されており、楽曲の世界観を視覚的にも楽しむことができます。ミュージックビデオも楽曲同様、高いクオリティで制作されており、ファン必見の内容となっています。

「唇からロマンチカ/That's Right」は、AAAの音楽性と、当時8人のメンバーの強い絆を感じることのできる、非常に重要な作品です。楽曲のクオリティ、バリエーション豊かなリリース形態、そして8人体制での最後のシングルという歴史的な意味合いを合わせ持つ、AAAの歴史においても記憶に残るシングルと言えるでしょう。

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