唐一軍

唐一軍（タン・イージュン）

唐一軍（タン・イージュン、1961年3月 - ）は、中華人民共和国の官僚、政治家。

経歴

1961年3月、山東省日照市莒県に生まれる。文化大革命中には浙江省青田県の人民公社で知識青年として労働に従事した。

1986年に中国共産党浙江省委員会党校を卒業後、浙江省の宣伝部や弁公庁など様々な部門でキャリアを積んだ。

1997年7月、浙江省舟山市に異動し、舟山市党委員会常務委員兼秘書長に就任。

2005年6月、寧波市党委員会副書記、紀律委員会書記に転任。
2010年2月には寧波市政治法委員会書記を兼任し、同年4月に市紀委書記を退任。

2011年2月、50歳で中国人民政治協商会議寧波市委員会主席、党組書記に就任し、副部級に昇格。

2016年5月、浙江省人民代表大会常務委員会にて盧子躍市長の辞任が受理され、唐一軍が副市長兼市長代行に任命された。

2016年8月、浙江省党委員会常務委員兼寧波市党委書記に就任し、中国人民政治協商会議寧波市委員会主席を辞任。

2017年5月、浙江省党委副書記に任命。
同年10月、第19期党中央候補委員に補選。

2017年10月28日、党務に転じ遼寧省に赴任、遼寧省党委員会副書記に就任。同月30日には、陳求発省長の辞職に伴い、副省長、省長代行に任命。

2018年1月31日、遼寧省第13期人民代表大会第1回会議にて、省長代行から省長に選出された。

2020年4月29日、全国人民代表大会常務委員会において、傅政華の後任として中華人民共和国司法部部長に任命。

2023年1月9日、中国人民政治協商会議江西省委員会党組書記に転出。同月14日には主席を兼務。

2024年4月2日、中国共産党中央紀律検査委員会は、唐一軍が重大な規律違反と法律違反の疑いで調査を受けていると発表。同月29日には中国人民政治協商会議から委員資格を剥奪された。

2024年10月7日には党籍剥奪と公職を解く処分が発表され、2025年2月15日、最高人民検察院は収賄罪で起訴したと発表した。

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