喜多剛士

喜多剛士について

喜多剛士（きた たけし）は、1973年5月17日生まれの競技麻雀のプロ雀士です。彼は広島県にて生まれ育ち、現在も広島に在住しています。麻雀連合に所属しており、ツアー選手としても活動しています。

来歴

彼の麻雀との出会いは、幼少期にさかのぼります。3歳のころに父親が麻雀を打つ姿を見て触れ、後にファミリーコンピュータのゲームでルールを学んでいきました。20歳を過ぎてようやく本格的に麻雀を始め、広島市中区大手町にある麻雀教室『いきいき健康麻将風鈴』に通い始めます。

ここで、麻将連合の『μ道場』、いわゆる広島風鈴道場の運営を任されることになり、地域の麻雀の振興に情熱を注ぎます。彼の「広島の麻雀を盛り上げたい」という思いから、2020年10月に麻将連合のツアー選手に登録し、プロ雀士としての道を歩み始めました。

また、竹書房が発行する「近代麻雀」の読者アンケートでは3位に入賞し、その結果、2025年の麻雀最強戦への出場権を得ることができました。プロとしての対局第一戦「政権抗争勃発」では、A卓にて石井良樹、白鳥翔、滝沢和典といった強力な雀士たちを相手にして強気な麻雀を披露し、1位通過を果たします。しかし、決勝卓では滝沢和典の国士無双に振り込んでしまい、ファイナル進出を逃しました。

雀風と人物像

喜多の雀風は「全局参加型」と言われており、高得点の役作りを意識した攻撃的なスタイルを持っています。このようなスタイルは、彼の強気な性格や挑戦精神を反映しているとも言えるでしょう。

彼は普段はエネコムに勤務しており、週末には雀士としての活動を行っています。必要に応じて東京や大阪などに遠征することもあります。対局時には、あえて赤いワイシャツを身に着けることにこだわり、「ミスター赤シャツ」と自称するほど。その個性は、麻雀界における彼の存在感を強めています。

さらに、喜多は公益財団法人日本ソフトボール協会から「第1種公認審判員」や「第1種公式記録員」という資格を持つなど、様々な分野でも活躍しています。特筆すべきは、2021年12月30日に放送された麻雀スリアロチャンネル『四神降臨』において、プロ入り後の初対局で椿彩奈に対して大三元を振り込むというエピソードです。

まとめ

喜多剛士はその攻撃型の雀風に加え、地域の麻雀振興に積極的に貢献する熱い思いを持つ雀士です。彼の活躍は、麻雀界だけでなく、地元広島にも影響を与える存在となっています。これからの彼の成長と成功が大いに期待されます。

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