喜多隆介

喜多 隆介について

喜多隆介（きたりゅうすけ）は、1998年8月25日生まれのプロ野球選手で、石川県小松市出身のキャッチャーです。現在、読売ジャイアンツに所属しており、右投げ右打ちのスタイルでプレーしています。彼の野球人生は、幼少期からの地道な努力と多くの経験から成り立っています。

経歴

プロ入り前

喜多は小松市立矢田野小学校にて2年生にして軟式野球を始めました。その後、小松市立南部中学校では硬式チーム「小松ボーイズ」に加入し、当初はサイドスローの投手として活躍していました。進学した小松大谷高等学校では、1年の秋に一塁手の控えとしてベンチ入りし、2年の秋からは正捕手としてチームを支えました。しかし、3年夏の県大会では、準決勝で星稜高校に敗れ、わずかにあと一歩及ばない結果となりました。

高校卒業後、喜多は京都学園大学の人文学部心理学科に進学し、硬式野球部に入部。校名が京都先端科学大学に変更された後、3年春からは正捕手としてチームの中心選手となりました。この時期には、元プロ野球選手である中島輝士監督の指導の下で強肩を磨き、ドラフト候補として注目を集めました。4年秋の京滋大学野球リーグ戦では素晴らしい成績を残し、打率.389、2本塁打、8打点でベストナインを獲得しました。

2020年10月26日のドラフト会議では、読売ジャイアンツから育成ドラフトの2巡目で指名され、その後、11月19日に仮契約を締結しました。彼は、京都先端科学大学の名称変更後、初のドラフト指名選手となりました。

巨人時代

2021年には育成枠の新人として春季キャンプに臨み、他のルーキーとは異なり、唯一二軍キャンプでスタートしました。シーズンが始まると、イースタン・リーグで経験を積みながら成長を続け、8月3日には対福岡ソフトバンクホークス戦でエキシビジョンに出場、一軍の試合にも顔を出しました。その後、8月30日に支配下選手として登録され、背番号は94に変更されました。クライマックスシリーズにも帯同するも、出場機会はありませんでした。オフには、年俸が460万円に増額されました。

選手としての特徴

喜多は、二塁への送球時に特徴的な腕の位置から投げるスタイルを持っています。これは彼が小・中学生の頃にサイドスローの投手であった経験が影響していると考えられています。また、二塁送球の最速タイムは1.77秒と、捕手としての技術をしっかりと身に付けています。

詳細情報

初記録

• - 初出場：2022年6月26日、対東京ヤクルトスワローズ（明治神宮野球場）
• - 初打席：2022年6月28日、対中日ドラゴンズ（荘内銀行・日新製薬スタジアム）
• - 初先発出場：2022年8月20日、対阪神タイガース（東京ドーム）
• - 初安打・初打点：2022年9月7日、対横浜DeNAベイスターズ（東京ドーム）

登場曲

• - 「brave heart」宮崎歩（2022年 - ）
• - 「Live While We're Young」One Direction（2024年4月 - ）

喜多隆介は、これからの成長が期待される選手であり、プロ野球界に新たな風をもたらす存在です。彼の今後の活躍に注目が集まります。

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