嘉門達夫のナリキン投稿天国

嘉門達夫のナリキン投稿天国

『嘉門達夫のナリキン投稿天国』は、2006年4月から2007年4月にかけて、パソコンテレビのGyaOが放送したバラエティ番組です。この番組は、パーソナリティの嘉門タツオが視聴者からの投稿をもとに進行し、独特のエンターテインメントを提供しました。

番組の概要

本番組は毎週金曜日の正午に新しいエピソードが配信され、全55回が放送されました。当初は嘉門の自宅で収録が行われていましたが、近隣住民への配慮から第25回以降はUSENが運営するスタジオや飲食店での収録に切り替えられました。2007年1月からは、CS GyaOでも同番組が放送されるようになりました。

投稿システムの特徴

番組は視聴者参加型で、様々な投稿コーナーを設け、視聴者からのネタを募集しました。投稿は電子メールを通じて受け付け、最初は採用、不採用、保留の3つに分類されていましたが、次第に独自の通貨「チャラリー」を導入しました。この「チャラリー」は、1チャラリーを1円として換算し、500チャラリー貯めることで500円の商品券が贈られるシステムへと進化しました。

特に、嘉門の楽曲に採用されたネタの投稿者は、歌詞カードに自分のハンドルネームがクレジットされ、印税が還元される仕組みとなっていました。これがタイトルの由来にもなっています。さらに、楽曲投稿企画も実施され、1回目から番組に投稿していたインディーズバンド・ファミリーギャングの「Good morning神様」は、一時携帯ランキングで1位を記録するなど注目を浴びました。

出演者について

この番組には多くの出演者が関わり、メインパーソナリティとして嘉門達夫が活躍しました。アシスタントには、春日正信、吉田泰治、冨田憲二などのUSEN社員が参加し、彼らは全55回にわたり番組に貢献しました。さらに、準レギュラーとしてイノキン、ジョン・オコーナー、ファミリーギャングなどが出演しました。

多様なコーナー

番組には多彩なコーナーが設けられていました。「小市民」や「哀歌 〜エレジー〜」、「言えますか？」など視聴者を楽しませるコーナーが多数存在しました。一部のコーナーは制作予算や番組の方向性により自然消滅しましたが、視聴者の投稿によるインタラクションがこの番組の大きな魅力の一つでした。

関連作品

また、番組には関連した音楽作品も存在し、「恋のチャルメラ ププッピ ドゥー！」や「新・鼻から牛乳」などがリリースされました。これらの楽曲は、番組の雰囲気をさらに盛り上げる要素として機能しました。

『嘉門達夫のナリキン投稿天国』は、視聴者との多様な交流や楽曲製作によって、多くのファンに支持される魅力的な番組でした。

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