四方八方肘鉄砲
「四方八方肘鉄砲」は、人気アニメ『
忍たま乱太郎』の挿入歌として知られる
楽曲で、忍ジャーズのメンバーである繭実(舩木真弓)が歌唱を担当しています。この曲は、アニメの劇中で印象的に使用され、多くの視聴者に親しまれています。
概要
この
楽曲は、NHKで放送されているアニメ『
忍たま乱太郎』の中で使用されています。
1993年度はNHK総合テレビ、1994年度以降はNHK Eテレで放送されています。原作漫画『落第忍者乱太郎』の作者である尼子騒兵衛氏が作詞を、アニメの音楽を担当する
馬飼野康二氏が作曲・編曲を手掛けています。
当初は挿入歌として使用されていましたが、第3期(1995年度)、第8期(2000年度)、第9期(2001年度)にはエンディングテーマとしても採用されました。特に注目すべきは、『
忍たま乱太郎』の中で、一度エンディングとしての使用を終えた後、再びエンディングテーマに起用された唯一の
楽曲であるという点です。ただし、エンディングで使用される際は、キーが高くなり、テンポも速いアレンジが施されています。このエンディング版は、2023年現在も音源化されていません。
1996年には、
楽曲構成やアレンジが変更されたロングバージョンも発表されました。このバージョンは、キーが通常版より半音高く、テンポも速くなっており、エンディング版に近い印象を与えます。
収録アルバム
通常バージョン
『忍たま乱太郎 オリジナル・サウンドトラック (1993)』(1993年発売)
『
忍たま乱太郎サウンドトラック 昨日・今日・明日 〜from Nintama with Love〜』(
2015年発売)
ロングバージョン
『忍たま乱太郎 オリジナル・サウンドトラック 其の参』(1996年発売)
『
忍たま乱太郎 忍たまファミリー大集合』(
1996年発売)
『忍たま乱太郎 20th アニバーサリーアルバム 忍たまファミリー・ベストセレクション』(2012年発売)
曲の詳細
曲名: 四方八方肘鉄砲
通常バージョン: [2:41]
ロングバージョン: [3:51]
作詞: 尼子騒兵衛
作曲: 馬飼野康二
使用: NHK教育アニメ『忍たま乱太郎』挿入歌/エンディングテーマ
エンディングアニメーション
エンディングで使用された際のアニメーションは、第3期(1995年度)、第8期(2000年度)、第9期(2001年度)でそれぞれ異なる映像が用いられました。
第3期: 前期のエンディングテーマ「DON’T MIND涙」「SHAKING NIGHT」と同じ映像が使用されました。
第8期: 初のデジタル制作による映像で、乱太郎、きり丸、しんべヱ、土井半助、山田伝蔵、ヘムヘム、学園長、稗田八方斎、ドクタケ忍者隊のキャラクターたちがドミノのように一定の動作を繰り返します。最後に、それらが連動している様子が描かれています。このエンディングから、キャスト・スタッフのクレジットとイラストがまとめられて表示されるようになりました。
第9期: 一年は組の生徒たちがそれぞれ忍術のポーズを取る映像で構成されています。最後には、多くのキャラクターが集まって締めくくられます。このエンディングから、キャスト・スタッフのクレジットのフォントが変更され、以後29期まで同様のフォントが使用されました。また、キャストクレジットにおける土井先生と山田先生の表記が、「土井先生」「山田先生」から、現在のフルネーム表記である「土井半助」「山田伝蔵」に変更されました。この期の作画は遠藤靖裕氏が担当しています。
第3期のエンディング映像はDVDに収録されておらず、第8期と第9期の映像も映像ソフトには未収録です。
その他のバージョン
SPLASH版 『忍たま乱太郎 スーパーベストテーマ集』(1999年発売)
D-51版 「Animeno」 (
2015年発売)
この
楽曲は、様々なバージョンが存在し、それぞれの魅力があります。『
忍たま乱太郎』ファンにとっては、非常に馴染み深い
楽曲と言えるでしょう。