四方菜穂

四方菜穂のサッカー人生

四方菜穂（しかた なお）は、1979年11月5日生まれ、神奈川県鎌倉市出身の元女子サッカー選手であり、現在はサッカー指導者としても活動しています。彼女は神奈川大学短期大学部を卒業し、主にディフェンダーとしてさまざまなクラブでプレーしてきました。

幼少期からのサッカーキャリア

四方は小学校時代からサッカーに親しみ、読売日本サッカークラブ・メニーナに入団しました。彼女のサッカーキャリアは、神奈川県立藤沢西高等学校に在学中に読売西友ベレーザ（現在の日テレ・東京ヴェルディベレーザ）に昇格したことで本格化します。最初はフォワードとして活躍していましたが、1997年からはディフェンダーとしての道を歩むことになります。

プロキャリアと国際舞台での活躍

四方のプロサッカーキャリアにおいて、彼女はいくつかの意義深い出来事を体験しました。1996年9月29日、田崎ペルーレFC戦でリーグ戦初得点を挙げ、その後も様々なポジションでプレーすることとなりました。特にディフェンダーとしての役割は重要であり、彼女はフィールド上で攻守にバランスの良い選手として注目を集めました。

2001年には日本女子代表（なでしこジャパン）に選出され、同年12月4日の第13回アジア女子選手権で初出場を果たしました。これにより、彼女のキャリアはさらなるステップアップを迎えます。

引退後の道

神奈川大学短期大学部を卒業した後、彼女は2006年シーズンまでチームメイトの中地舞と共に日本テレビ放送網のグッズショップでアルバイトをしながらサッカーに取り組んでいました。2007年シーズンからは小野寺志保のプロ契約選手昇格を受けて、ヴェルディグラウンドの売店「ヴェルデーノ」での仕事を引き継ぎます。

2008年シーズンには現役を引退し、翌年にはJFAアンバサダーに就任。彼女のサッカー人生は続き、2014年には神奈川県女子サッカーリーグ1部の大和シルフィードでコーチと選手として活動し、チームのチャレンジリーグ昇格に貢献しました。

指導者としての多彩な活動

現在、四方は大和シルフィードU-18のコーチとして後進の指導にあたる一方、JFA女子担当コーチ（関東）としても活躍しています。彼女の経験と知識を生かした指導は、多くの若い選手たちに影響を与えています。

個人成績とタイトル

四方菜穂は長いキャリアの中で数々のタイトルを獲得しました。彼女が在籍したクラブ、読売西友ベレーザでは日本女子サッカーリーグを7回制覇し、全日本女子サッカー選手権大会でも6回の優勝を経験しました。個人としては、2005年に日本女子サッカーリーグベストイレブンに選ばれるなど、その実力が認められています。

彼女のサッカー人生は、選手としても指導者としても豊かな経験に彩られており、多くのファンや選手たちに影響を与え続けています。

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