四日市メリノール学院中学校・高等学校

四日市メリノール学院中学校・高等学校

四日市メリノール学院中学校・高等学校（よっかいちメリノールがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう）は、三重県四日市市にあるカトリック系の私立学校です。元々はメリノール女子学院として知られていましたが、2017年に男女共学化を受けて名前を改め、現在に至っています。学校は1962年に設立され、初めは女子教育を中心に展開されていましたが、その後、多様性を重視した教育方針へと移行しました。

学校の沿革

四日市メリノール学院は、1962年にメリノール女子修道会によって設立されました。翌年の1963年に高等学校、1964年に中学校がそれぞれ開校し、その後1981年からは中高一貫教育が導入されました。1993年にはエスコラピアス女子修道会が運営に協力し、2003年にはそちらに運営が完全に移行。2013年には創立50周年を迎え、2015年からは高等学校が普通科に一本化されました。そして2017年の男女共学化を経て、2023年には高等学校に通信制課程が設置されるなど、教育の形態は大きく変化しています。

学校の特色

この学校の教育の特色として、英語教育が特に挙げられます。英語科では、口頭でのコミュニケーションを重視するオーラルレッスンが多く取り入れられています。また、かつては中学3年生がカナダにおいて語学研修を行っていましたが、現在ではこのプログラムは修学旅行に変更されています。さらに、女子ラグビーに強いチーム「PEARLS」のジュニアチームが高校生の中から多くを占めており、無事ラグビー場を利用してトレーニングを行っています。

交通アクセスと周辺環境

校舎は四日市市の西部に広がる丘陵地にあり、静かな環境です。東名阪自動車道が近くを通っていますが、インターチェンジは遠く、アクセスにはスクールバスが主に利用されます。近鉄四日市駅や湯の山線の高角駅、伊勢川島駅などからスクールバスが運行されており、生徒たちはそれを利用して通学しています。周辺には国指定の天然記念物である御池沼沢植物群落や、四日市市立大池中学校も存在し、教育環境も整っています。

著名な卒業生

四日市メリノール学院からは、多くの著名な卒業生が輩出されています。参議院議員である吉川有美さん、ヴァイオリニストの花井悠希さん、気象予報士の石榑亜紀子さん、女子ラグビー選手の水谷咲良さん、そしてメ～テレのアナウンサー松崎杏香さんなど、多様な分野での活躍が見受けられます。

このように、四日市メリノール学院は歴史と伝統を持ちながらも、現代のニーズに応じた教育を提供している私立の学校です。その多様な教育プログラムと豊かな環境の中で、生徒たちは自主的な学びを深めています。

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