四月の魚 (サウンドトラック)

『四月の魚』：高橋幸宏の初サウンドトラックアルバム

『四月の魚』（しがつのさかな）は、フランス語で「Poisson D'avril」と表記される高橋幸宏の1985年4月25日にリリースされたファーストサウンドトラックアルバムです。このアルバムは、同名の映画『四月の魚』のために制作され、映画自体はサウンドトラックから約1年後の1986年5月31日に公開されました。高橋幸宏が音楽界に新たな風を吹き込むきっかけとなった作品でもあります。

収録曲の紹介

アルバムはA面とB面に分かれており、それぞれ定評のある楽曲が収められています。以下に収録曲を詳しく見ていきましょう。

A面

1. POISSON D'AVRIL／四月の魚
この曲は、2018年に東京国際フォーラムで行われた高橋のソロ活動40周年記念ライブ「Saravah! 40th Anniversary Live」で初めて演奏されました。
2. THEME FROM MARI／マリのテーマ
心温まるサウンドとメロディが特徴の曲で、映画における重要なキャラクター、マリを象徴しています。
3. SHŌHEI'S CM SONG／CMソング
ショーヘイ（昌平）をテーマにしたCMソングで、明るいリズムが印象的です。
4. PROUD TOILET ATTENDANT／トイレの人のテーマ
一見ユニークなタイトルですが、親しみやすいメロディがあふれています。
5. HEART IN A HURRY／はやる心
高揚感を与えるアップテンポなナンバーで、心が急かされるような感覚を表現しています。
6. ORDINARY DAY／オーディナリー・デイ
日常生活の中にあるささやかな幸せを描いた曲です。

B面

1. PROBABLY, SOUTH PACIFIC'／多分、南太平洋
南国を感じさせるメロディラインが特徴的で、リスナーをリラックスさせる1曲です。
2. BRAND NEW DAY／ブラン・ニュー・デイ
新たな始まりを感じさせるポジティブなメッセージが込められています。
3. AT SPEAK EASY CLUB／スピーク・イージー・クラブにて
都会の喧騒を忘れさせてくれる、アーバンな雰囲気の曲です。
4. THE TROUBLE WITH SHŌHEI／危うし!昌平
ショーヘイの冒険を描いた曲で、ドラマチックな展開が楽しめます。
5. THEME FROM FUJIKO／不二子のテーマ
不二子をテーマにした、この曲は、セクシーで個性的なメロディを持っています。
6. SOAP OPERA／メロ・ドラマ
ドラマの要素が強い楽曲で、聴く人を物語の世界へ引き込みます。
7. POISSON D'AVRIL (INSTRUMENTAL)／四月の魚 (インストゥルメンタル)
歌詞のないインストゥルメンタルバージョンで、メロディの美しさが際立ちます。

まとめ

『四月の魚』は、高橋幸宏の音楽的才能が詰まった傑作であり、彼のキャリアの出発点とも言える作品です。サウンドトラックとしての役割を果たすだけでなく、個々の楽曲が独立した魅力を持っているため、映画を観ていなくても十分に楽しむことができます。音楽ファンには必聴のアルバムです。

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