国会 (ウルグアイ)

ウルグアイ議会（スペイン語: Asamblea General de Uruguay）は、ウルグアイ・オリエンタル共和国における立法府であり、国の政治を動かす重要な機関です。二院制を採用しており、上院に相当する元老院（Senado）と、下院に相当する代議院（Cámara de Representantes）で構成されています。

構成と任期

元老院は31名の議員で構成され、代議院は99名の議員で構成されています。両院の議員の任期は5年であり、再選に対する制限はありません。元老院議長は、ウルグアイの副大統領が兼任することになっています。

権限

両院は、ウルグアイの法律を制定し公布する権限を持っています。また、裁判所を設立し、司法に関する手続きや管理を行うこともできます。政府から提出される予算案を審査し、承認または修正する権限も有しています。さらに、国債の発行、宣戦布告、外国との条約を批准するかどうかの判断など、国の財政や外交に関わる重要な決定も議会の権限です。

政治的変遷

ウルグアイの政治は、長年にわたりコロラド党と国民党という二大政党による権力闘争が繰り広げられてきました。しかし、2004年の総選挙で、左派連合の拡大戦線（Frente Amplio）が両院で過半数を獲得し、政権交代が実現しました。拡大戦線はその後3期連続で与党の座を維持しましたが、2019年の総選挙では国民党がコロラド党や独立党などと連携し、多色連合（Coalición Multicolor）を構成して過半数を獲得し、中道右派政権が誕生しました。

議会に関する情報

• - 国会議事堂 ([ウルグアイ]])
• - 公式サイト: [www.parlamento.gub.uy（スペイン語）

ウルグアイ議会は、国民の代表として、国の未来を左右する重要な役割を担っています。法律の制定から予算の審議、国際的な条約の批准まで、その活動は多岐にわたり、ウルグアイの民主主義を支える基盤となっています。

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