国会内郵便局

国会内郵便局

国会内郵便局（こっかいないゆうびんきょく）は、東京都千代田区にある特別な郵便局で、国会業務に関連した郵便物の利便性を向上させるためのサービスを提供しています。この郵便局は、日本の国会議事堂内に位置しており、そのため一般的な郵便局とは異なる特徴を持っています。

概要

国会内郵便局の住所は、〒100-0014 東京都千代田区永田町1-7-1です。この郵便局は、主に国会の業務に関連する郵便物の発送に役立つよう設計されています。そのため、郵便窓口の利用時間は通常の無集配郵便局よりも長く設定されており、国会が開かれている平日には特に需要が高まります。ただし、週末や祝日など平日以外の日は営業を行わないため、利用する際には注意が必要です。

国会内郵便局は、同じく千代田区に位置する宮内庁内郵便局とは異なり、一般の利用者も利用可能です。このため、国会周辺で働いている多数の議員や職員、さらには訪問者などがこの郵便局を利用しています。

沿革

この郵便局の始まりは1901年（明治34年）に遡ります。当初は議院郵便受取所および議院電信取扱所として開設され、その4年後には衆議院内郵便局（二等）として運営が開始されました。1949年に国会内郵便局に改称され、1951年には周年開設に変更されました。2000年には外国通貨の両替および旅行小切手の売買業務が開始され、2007年に民営化されました。さらに、2012年には日本郵便株式会社が発足し、郵便局の運営が新たな体制へと移行しました。

取扱内容

国会内郵便局では多様なサービスが提供されています。郵便物の発送、印紙、ゆうパック、そして内容証明の取り扱いが行われています。また、貯金、為替、振替、振込、国際送金、国債に関する業務も行っています。

さらに、生命保険やバイク自賠責保険の取り扱いもあり、利便性が高いです。また、ゆうちょ銀行のATMも設置されています。

国会内郵便局では、風景印も取り扱っており、その図案は国会議事堂の斜景となっています。局名表記は「国会内」で、風景印の使用開始日は1980年（昭和55年）11月29日です。

周辺環境

国会内郵便局の周辺には、国会議事堂や参議院、衆議院、議員会館、国立国会図書館、憲政記念館といった主要な施設があります。さらに、総理大臣官邸や自由民主党本部、立憲民主党本部、国民民主党本部も近隣に位置しており、国政の中心としての重要な役割を果たしています。

アクセス

アクセスは、東京メトロ丸ノ内線・千代田線の国会議事堂前駅1番出口から徒歩約21分です。ただし、駐車場は設けられていないため、公共交通機関を利用することが推奨されます。

国会内郵便局は、国会議事堂内に位置する特別な郵便局であり、国会業務に必要不可欠なサービスを提供しています。そのため、訪問者や国会で活動する人々にとって重要な存在です。

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