国府村 (兵庫県)

国府村（こくふむら）

国府村は、かつて兵庫県城崎郡に存在した村です。現在の豊岡市日高町の東端にあたり、山陰本線の国府駅周辺と上佐野地区がその領域でした。

地理

国府村は、円山川と八代川という二つの主要な河川に囲まれた場所に位置していました。これらの河川は、村の農業や生活において重要な役割を果たしていました。

歴史

国府村は、1889年（明治22年）4月1日に、町村制の施行によって誕生しました。この時、気多郡に属していた松岡村、土居村、上郷村、府市場村、府中新村、堀村、野々庄村、池上村、東芝村、西芝村、上石村、上佐野村、竹貫村という13の村が合併し、新たな村としてスタートしました。

1896年（明治29年）4月1日には、所属郡が気多郡から城崎郡へと変更されました。この変更は、行政上の区分の見直しによるものでした。

国府村の歴史は、1955年（昭和30年）3月25日に大きな転換期を迎えます。この日、国府村は八代村、日高町、三方村、西気村、清滝村と合併し、新たに日高町として発足することになりました。この合併に伴い、国府村は廃止され、その歴史に幕を閉じました。

交通

国府村には、日本国有鉄道（現JR）の山陰本線が通っており、村の中心部には国府駅が設置されていました。国府駅は、村の住民にとって重要な交通拠点であり、人や物の移動に利用されていました。

参考文献

角川日本地名大辞典 28 兵庫県

関連項目

兵庫県の廃止市町村一覧

国府村は、短い歴史の中で、地域の人々の生活と密接に結びついた村でした。その名前は、現在の日高町の一部として、その歴史の中に生き続けています。

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