国立ファーム

国立ファーム有限会社について

国立ファーム有限会社は、東京都立川市に本社を持つ企業で、農業生産から流通や飲食店の運営まで、多岐にわたるアグリビジネスを手掛けています。この企業は、高橋雅也氏により2006年に設立され、「農業改革」をスローガンに掲げています。高橋氏は、異業種であるアダルトビデオ業界から農業へ転身した異色の経歴を持っています。

設立の背景

高橋氏は、個人資産を活用して自らの農業ビジネスを立ち上げ、さまざまなプロジェクトを通じて農業界に新たな風を吹き込むことを目指しました。国立ファームは、特に飲食（「農家の台所くにたちファーム」）、生産（トロ箱栽培）、販売（青果店）に重点を置いています。これにより、消費者に新鮮で美味しい農作物を提供することに努めています。

経営方針

国立ファームの経営方針は、農業の全工程を一貫して管理することです。川下部分の生産から川上部分の流通に至るまで、自社内で一貫して運営することで、生産者、流通業者、消費者のバランスを保ち、誰にとっても良質な農業ビジネスを実現しようとしています。また、自社の農作物だけでなく、全国の契約農家から整えた農作物も仕入れ、販売を行っているため、広範囲にわたるネットワークを活用しています。

将来的な目標は、全国の契約農家を結ぶ流通の仕組みを構築し、新たなビジネスモデルを創出することです。このことにより、生産者の立場を強化し、農作物生産者という職業の評価を高めることも狙っています。

業務内容

国立ファームの業務は、以下の6つの事業に分かれています：

1. ものづくり事業 - 東京都国立市と山形県村山市に自らの農地を保有し、 nachhaltigere ものづくりを目指して農業生産を行っています。
2. 仕入れ事業 - 全国の農家から「面白い野菜」を仕入れる流通事業や農家研修プログラムを展開しています。
3. 加工事業 - 自社の農作物を使った商品開発を進め、例えば「テキトー栽培の赤カブの甘酢レモン漬け」を提供しています。
4. 外食事業 - 「農家の台所」というレストランを6店舗展開しており、消費者に新鮮な農産物を直接提供しています。
5. 青果販売事業 - 商業施設内での八百屋を運営し、消費者への直接販売を行っています。
6. EC事業 - インターネットを利用した商品販売の展開を行っています。

沿革

国立ファームの歴史は2006年に始まり、2007年には法人化を果たしました。その年にレストランのオープンやＡＶ作品のリリースも行い、事業の幅を広げていきました。2008年には関連会社として山形ガールズ農場を設立し、活動を全国規模に拡大しています。

今後も国立ファームは、農業分野における多様な挑戦を続けていくことで、持続可能な社会の実現を目指していくでしょう。

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