国立病院機構あきた病院

独立行政法人国立病院機構あきた病院

独立行政法人国立病院機構あきた病院（以下、あきた病院）は、秋田県由利本荘市に位置する医療機関で、主に神経・筋疾患、重症心身障害、結核等の特殊な医療に特化しています。創設当初は結核療養所としてスタートし、その後、重症心身障害の患者や筋ジストロフィー、ALSといった神経・筋疾患の診療を中心に発展を遂げてきました。

病院の概要

あきた病院は日本海に面した恵まれた立地にあり、周囲には国道7号やJR羽越本線が通っています。また、日本海東北自動車道が背後の山地を貫通しているため、アクセスも良好です。病院施設は南北に構成され、南側には外来管理治療棟、手術棟、一般病床を有する2つの病棟、そして結核病床を含む3番目の病棟が配置されています。北側には重症心身障害児（者）向けの病床や筋ジストロフィー病床を持つ3階建ての棟があり、すべての建物は渡り廊下で結ばれています。

外来診療と受付

外来診療は平日（毎週月曜日から金曜日）のみ行われており、受け付けは午前7時15分から始まります。初診の場合は、午前8時30分からの受付となります。診療時間は午前8時30分から午後5時15分までで、一部の科（整形外科、皮膚科、耳鼻咽喉科）は午前9時30分から診療が始まります。休日や祝日、年末年始の期間は休診です。

沿革

あきた病院の歴史は1934年に創設された結核療養所に遡ります。設立当初は、小規模な施設でスタートし、戦後には国立療養所としての地位が与えられました。1956年に結核病床を増床し、その後も1977年には一般病床も開設され、1981年には筋ジストロフィー病棟を開設しました。2004年には独立行政法人化によって現称のあきた病院となり、近年では療養介護事業所への転換も進めています。

診療科

あきた病院では、以下の診療科が設置されています：

• - 内科
• - 神経内科
• - 呼吸器科
• - 整形外科
• - 外科
• - 耳鼻咽喉科
• - 小児科
• - 眼科
• - リハビリテーション科
• - 歯科
• - 皮膚科

これらの診療科は、専門的な医療を提供し、患者さんに適切な治療を施すための体制が整えられています。

アクセス

あきた病院へのアクセスは非常に便利で、JR羽越本線の道川駅から徒歩で約3分の距離に位置しています。また、日本海東北自動車道の岩城インターチェンジからも車で約8分の近距離です。地域の患者さんにとって、交通の便が良いことは医療機関の利用において大きな利点です。

まとめ

独立行政法人国立病院機構あきた病院は、地域医療において重要な役割を果たす医療機関であり、特に特殊な疾患の治療に携わることで多くの患者に寄り添う姿勢を大切にしています。

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