国立病院機構北海道がんセンター

国立病院機構北海道がんセンター：歴史と最新の医療技術が融合する北海道のがん拠点病院

国立病院機構北海道がんセンターは、北海道札幌市白石区に位置する、歴史あるがん専門病院です。北海道内唯一の都道府県がん診療連携拠点病院として、札幌市のみならず、北海道全域から患者を受け入れています。

歴史と発展

1896年、札幌衛戍病院として月寒に開院した当センターの歴史は古く、その後札幌陸軍病院を経て、1945年に厚生省（現在の厚生労働省）に移管され「国立札幌病院」と改称されました。1952年には菊水に移転、診療所を開設し、1957年には総合病院へと発展を遂げました。1968年には北海道の要請を受け、北海道地方がんセンターが併設され、がん医療への取り組みが本格化しました。その後、幾度かの改修を経て、1986年には現在の施設が完成しました。2004年には独立行政法人となり、「独立行政法人国立病院機構 北海道がんセンター」と改称され、2009年には都道府県がん診療連携拠点病院の指定を受けました。

老朽化と狭隘化、そして診療機能の更なる強化を図るため、2018年から2021年にかけて大規模な全面建替工事が行われ、最新の医療設備を備えた近代的な病院として生まれ変わりました。

最新の医療設備と充実した体制

最新の医療機器と、高度な専門知識を持つ医師や看護師など医療スタッフが連携することで、質の高い医療を提供しています。多様な診療科と専門外来、そして充実した看護・診療支援部門により、がん患者さんの包括的なケアを支援しています。

センターの理念は「国民の健康のために、良質で信頼される医療の提供に努めます」です。この理念のもと、患者さん一人ひとりに寄り添い、最善の治療とケアを提供することに尽力しています。

アクセス

札幌市営地下鉄東西線菊水駅3番出口から徒歩約3分という便利な立地にあります。また、ジェイ・アール北海道バスも利用可能です。お車でお越しの場合は、札幌ICから約20分です。駐車場も完備しています。

新型コロナウイルス感染症への対応

2020年には、新型コロナウイルス感染症の院内クラスターが発生しました。当センターは、厚生労働省のクラスター対策班と連携し、感染拡大防止に努め、感染経路の究明、再発防止策の強化など、感染症対策に積極的に取り組んでいます。

まとめ

国立病院機構北海道がんセンターは、長年にわたる歴史と経験、そして最新の医療設備と高度な医療技術を融合させた、北海道のがん医療を担う中核病院です。地域住民の健康を守るため、これからも最先端のがん医療を提供し続けるでしょう。 患者さんにとって安心できる、信頼できる医療機関として、その役割を果たし続けています。

もう一度検索