国立病院機構大分医療センター

大分医療センター：地域医療を支える基幹病院

大分医療センターは、大分県大分市横田に位置する独立行政法人国立病院機構が運営する病院です。旧国立大分病院として長い歴史を誇り、現在は、がんや肝疾患を専門とする高度な医療を提供する基幹病院として、地域医療の中核を担っています。

歴史と発展

1979年、旧国立大分病院と国立療養所二豊荘が統合され、現在の地に設立されました。その後、2004年には国立病院機構の一員となり、更なる発展を遂げています。2010年には新病棟が竣工、2011年には旧病棟の改修も完了し、快適で安全な医療環境の整備に力を入れています。これらの整備によって、患者へのより質の高い医療提供が可能となりました。

幅広い診療科と専門性の高さ

大分医療センターでは、内科系、外科系、その他様々な診療科が設置され、多様な医療ニーズに対応しています。特に、がんや肝疾患に関する専門性の高さは高く評価されており、多くの患者が治療のために訪れています。消化器内科には肝センターと胃腸センターがあり、専門的な治療が提供されます。さらに、エイズ治療拠点病院としての指定も受けており、幅広い分野で高度な医療を提供しています。

主な診療科は以下の通りです。

代謝・内分泌内科
循環器内科
腎臓内科
消化器内科（肝センター・胃腸センター）
呼吸器内科
呼吸器外科
外科
整形外科
泌尿器科
婦人科
放射線科
麻酔科
病理診断科
リハビリテーション科
乳腺外科
腫瘍内科
膠原病内科

新型コロナウイルス感染症への対応

2020年には、新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生しました。院内感染拡大を防ぐため、迅速な対応が行われ、感染拡大の防止に努めました。この経験を活かし、現在も感染症対策を強化し、安全な医療環境の維持に尽力しています。厚生労働省クラスター対策班の調査では、職員が共用するタブレット端末や休憩室での感染拡大の可能性が指摘され、感染防止対策の重要性が改めて認識されました。

アクセス

鉄道：JR九州日豊本線大在駅下車、徒歩約15分
自動車：東九州自動車道大分宮河内ICより約15分

病院の敷地西側には大在公園が隣接しており、自然豊かな環境にあります。

関連施設

国立病院機構別府医療センター
* 国立病院機構西別府病院

大分医療センターは、最新の医療設備と高い専門性を備え、地域住民の健康を守るため、日々尽力しています。

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