国立病院機構福岡病院

国立病院機構福岡病院：歴史と概要

国立病院機構福岡病院は、福岡県福岡市南区に位置する、歴史ある医療機関です。かつては国立療養所南福岡病院として知られており、2004年の独立行政法人国立病院機構の発足に伴い、現在の名称に変更されました。

長い歴史の中で、数度の移管を経て発展を遂げてきました。1926年の福岡市屋形原病院としての開院以来、地域医療に貢献し、現在は免疫異常、成育医療、そして重症心身障害を専門とする重要な医療施設として機能しています。特に免疫疾患に関する高度な医療技術を持つ基幹施設として、その役割は非常に大きいです。

近年では、病院周辺環境の整備も進み、近くには福岡市立屋形原特別支援学校があります。入院患者や通院患者が、治療を受けながら学校に通うことが可能となり、患者さんの生活の質を向上させる上でも貢献しています。

沿革

1926年6月10日：福岡市屋形原病院として開院
1943年4月1日：日本医療団に移管、日本医療団福岡屋形原病院となる
1947年4月1日：厚生省に移管、国立療養所屋形原病院となる
1971年7月1日：国立療養所南福岡病院に名称変更
2001年1月6日：厚生労働省に移管
2004年4月1日：独立行政法人国立病院機構の発足に伴い、国立病院機構福岡病院に名称変更
2008年12月10日：当時病院長であった西間三馨氏が、人事院総裁賞を受賞

診療科

幅広い診療科を有しており、専門性の高い医療を提供しています。主な診療科は以下の通りです。

呼吸器科
アレルギー科
リウマチ科
心療内科
睡眠センター（睡眠時無呼吸症候群、ナルコレプシーなど）
小児科
外科
皮膚科
耳鼻咽喉科
歯科
放射線科

医療機関の指定

数多くの指定を受けており、様々な医療ニーズに対応できる体制を整えています。

保険医療機関
労災保険指定医療機関
身体障害者福祉法指定医の配置されている医療機関
結核指定医療機関
原子爆弾被害者一般疾病医療取扱医療機関
公害医療機関
特定疾患治療研究事業委託医療機関
小児慢性特定疾患治療研究事業委託医療機関

アクセス

公共交通機関を利用してアクセスできます。

西鉄バス6、61、66、161番で「福岡病院下」停留所下車、徒歩3分。
2017年3月下旬より、西鉄バス66番の一部が病院まで乗り入れる予定でした（申請中）。

国立病院機構福岡病院は、充実した医療設備と専門性の高い医療スタッフによって、地域住民の健康を守り、医療水準の向上に貢献し続けています。今後も、最新の医療技術を取り入れながら、質の高い医療を提供し続けることが期待されます。

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