国立重度知的障害者総合施設のぞみの園

国立重度知的障害者総合施設のぞみの園

国立重度知的障害者総合施設のぞみの園（以下、のぞみの園）は、厚生労働省の管轄に属する独立行政法人で、群馬県高崎市に位置しています。設立は1971年に遡り、その後2003年に独立行政法人としての地位を得ました。理事長は深代敬久氏で、現在、438名が入所し、36名が通所利用しています（2007年9月1日現在）。これらの利用者は、全国の42都道府県、255の市区町村から受け入れられています。

提供するサービス

のぞみの園では、利用者に向けた多岐にわたる支援サービスを実施しています。主なサービスには、以下のものがあります：

• - 施設入所支援：利用者が必要な支援を受けながら生活を送るための施設です。
• - 生活介護：日常生活に必要な支援を提供し、利用者の自立を促進します。
• - 自立訓練（生活訓練）：生活の質を向上させるための訓練プログラムです。
• - 短期入所事業、及び相談支援：群馬県知事指定の事業として、必要に応じて短期間の入所や相談に応じます。
• - 日中一時支援事業：地域生活支援の一環として、高崎市から委託されています。
• - 調査研究事業：知的障害者に関する支援技術の研究とその成果の公開を行っています。

研究活動

のぞみの園はまた、知的障害者に対する支援技術や地域移行に関する研究も行っています。2006年度には、知的障害者の地域移行を妨げる二次的障害についての研究を実施しており、その結果はホームページで公開されています。この研究は厚生労働科学研究費の対象となっています。また、地域生活移行支援における満足感の把握も行っており、知識や技術の向上に寄与しています。

養成研修事業

さらに、のぞみの園では、専門的な知識を持つスタッフを育成するための養成研修事業も行っています。この研修は全国から参加者を受け入れ、知的障害者の支援に従事する職業に必要なスキルを体系的に学ぶ機会を提供しています。

沿革

のぞみの園の沿革は次の通りです：

• - 1971年1月11日：特殊法人として心身障害者福祉協会が設立されます。
• - 1971年4月1日：「国立コロニーのぞみの園」として開園。
• - 2003年10月1日：独立行政法人に移行。
• - 2006年10月1日：障害者自立支援法に基づく新事業体系に移行。このようにのぞみの園は、利用者の各種ニーズに応えるため、常に進化し続けています。

参考資料と関連項目

専門の支援を必要とする障害者が生活する場として、のぞみの園は重要な役割を果たしています。また、日本の独立行政法人や知的障害者更生施設についての情報も関連資料として知ることで、より深く理解することができるでしょう。一方で、のぞみの園の公式ウェブサイトでは、詳細な情報や研究成果が公開されていますので、ぜひそちらも覗いてみてください。

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