国道348号

国道348号：山形の重要な交通路

国道348号は、山形県長井市を起点に山形市に至る一般[[国道]]です。新潟、山形、仙台を結ぶルートとして利用され、国道113号や13号に比べ信号機が少なく、スムーズな走行が可能な区間が多いのが特徴です。しかし、交通量や地形、季節によって道路状況は大きく変化します。

山形市街地の混雑

山形市鉄砲町から富の中までの区間は片側2車線で、朝晩は激しい渋滞が発生します。特に山形市南館交差点は、県内でも有数の混雑ポイントとして知られています。

山間部と交通状況

山形市街地を抜けた後は片側1車線となり、信号機も少なくなるものの、多くの区間で追い越しが禁止されています。そのため、朝晩は交通の流れが悪くなりがちです。上山市、南陽市、白鷹町を通る区間は山間部を通過し、小滝峠、小滝越といった峠道があります。これらの区間は冬季に積雪や凍結による事故が多発するため、注意が必要です。

歴史と整備

国道348号は1975年（昭和50年）に指定され、その後も段階的な道路整備が進められました。特に1992年の白鷹トンネル、1993年の境小滝トンネルと棚林トンネルの開通は、冬季の通行不能区間を解消し、南陽市北部、白鷹町、長井市からの山形市へのアクセスを飛躍的に向上させました。これらのトンネルの開通によって、地域経済の発展にも大きく貢献しています。

路線データと地理

起点: 長井市（今泉交差点、国道113号と交差）

終点: 山形市（鉄砲町2丁目、国道112号、国道286号と交差）

主な経過地: 白鷹町、上山市

総延長: 46.8km（重用延長を含む）

実延長: 28.2km

通過自治体: 長井市、川西町、白鷹町、南陽市、上山市、山形市

国道348号は、国道113号、国道287号、山形県道5号山形南陽線と重複区間があります。また、白鷹トンネル(1003.5m)、境小滝トンネル(1248m)、棚林トンネル(152m)など複数のトンネルが整備されています。

愛称

この道路は、地域住民からは「小滝街道」「山形西回りバイパス（西バイ）」「さんよんぱ（348をもじった呼び方）」などと呼ばれ親しまれています。

まとめ

国道348号は、山形県内を東西に横断する重要な交通路です。スムーズな走行区間と、山間部での通行に注意が必要な区間が混在する道路です。近年整備が進み、安全性が向上した一方で、交通量の増加による渋滞問題も課題となっています。利用する際には、道路状況の確認と安全運転を心がけることが重要です。

もう一度検索