国道356号

一般[[国道]]356号：銚子から我孫子へ至る北総地域の幹線道路

一般[[国道]]356号は、千葉県北東部の銚子市を起点とし、利根川に沿って北総地域を貫き、我孫子市に至る全長約127キロメートルにおよぶ幹線道路です。銚子市から我孫子市までの間、香取市、成田市、印西市といった複数の市町村を通過します。

路線概要と歴史

国道356号は、古くから存在した銚子街道を基に整備された道路であり、その歴史は古く、1975年（昭和50年）4月1日に一般[[国道]]として指定されました。近年では、交通量の増加や都市化の進展に伴い、様々なバイパス整備が実施され、利便性向上に努められています。2024年（令和6年）3月には、小見川東庄バイパスが全線開通するなど、現在もなお、更なる整備が進められています。

路線状況と課題

国道356号は、その大部分が2車線道路ですが、印西市木下地区や香取市佐原地区など、市街地を走る区間には4車線区間も存在します。しかし、特に我孫子市周辺では、道路幅員の狭さや線形の悪さ、沿道に住宅が密集していることなどから、朝夕のラッシュ時には激しい交通渋滞が発生しています。特に我孫子駅西側のループ状の坂道は、速度規制が20km/hと非常に低く設定されており、全国でも有数の低速区間となっています。

印西市から我孫子市にかけては、並行する千葉県道・茨城県道170号我孫子利根線青山バイパスの方が交通利便性が高いため、大型車を中心にそちらへの迂回が多いのが現状です。この区間では、県道側に「利根水郷ライン」という愛称が付けられており、国道356号の愛称は県道に奪われている現状です。

バイパス整備

交通渋滞の緩和や地域住民の生活環境改善のため、現在も多くのバイパス整備が進められています。銚子バイパス、東庄銚子バイパス、小見川東庄バイパス、香取小見川バイパス、篠原拡幅、佐原バイパス、下総神崎バイパス、安食バイパス、印西バイパス、我孫子バイパスなど、複数のバイパスが既に供用開始されている他、現在も建設中、計画中の区間が存在します。

道路施設

国道356号沿いには、中央大橋、北賑橋、寺田橋、水源橋、根木名橋、ふじみ橋、長門橋、弁天橋、弁天大橋などの橋梁が存在します。また、道の駅「水の郷さわら」も国道沿いに位置しています。

地理と沿線情報

国道356号は、銚子市から我孫子市までの間に、多くの市町村、学校、公共施設、病院などを経由します。利根川と並行する区間も多く、JR東日本成田線と幾度となく交差します。

まとめ

国道356号は、北総地域の重要な幹線道路として、地域経済や生活に大きく貢献しています。しかし、歴史的経緯や都市化の進展により、様々な課題を抱えています。現在も続くバイパス整備や道路改良によって、安全で快適な道路環境が実現することを期待しています。今後更なる整備によって、交通渋滞の緩和や沿線地域の活性化に繋がる事が期待されます。

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