国道436号

国道436号の概要

国道436号（こくどう436ごう）は、兵庫県姫路市から小豆島を経由して香川県高松市へ至る一般国道です。この国道は、本州と四国を結ぶ重要な交通路で、全長は96.6 kmにわたります。そのうち陸上区間は30.3 kmとなっており、特に小豆島内での長大な区間を有しています。

起点と終点

国道436号の起点は兵庫県姫路市の末広橋交差点で、ここでは国道250号と接続しています。終点は香川県高松市の中新町交差点で、ここでは国道11号や国道30号などと交差します。また、重要な経過地として、小豆郡内海町と土庄町があります。

路線データ

この国道は、総延長が96.6 kmであり、内訳は兵庫県が35.3 km、香川県が61.3 kmとなっています。また、重用延長は兵庫県ではなく香川県で2.1 kmが該当します。未供用延長は64.1 kmであり、すべてが海上区間に相当します。実延長は30.3 kmで、現道が29.5 km、旧道が0.9 kmとなっています。

歴史的背景

国道436号は1982年4月1日に一般国道として正式に指定されました。この指定に伴い、姫路と高松を結ぶ交通の重要性が再認識され、今なお多くの通行量を誇る幹線道路としての役割を果たしています。

バイパスと道路状況

国道436号には、交通渋滞を緩和するためのバイパスも存在します。特に、橘バイパスは小豆郡小豆島町の橘から安田までの1.9 kmの区間で、2011年に供用が開始されました。バイパス完成により、交通量の多い地域での所要時間が約5分短縮されるなど利便性が向上しました。

海上区間とフェリー

国道436号の特徴の一つに海上区間があります。本州の姫路港から小豆島の福田港、さらに土庄港から香川県の高松港への2つの海上区間が存在します。これらの航路では、小豆島フェリーが定期的に運航し、姫路と小豆島間の便は約2時間おきに、土庄港と高松港間の便は約1時間おきに運航されています。これにより、陸路だけではアクセスできない小豆島への輸送手段を確保しています。

自治体および交差する路線

国道436号は、姫路市を起点とし、香川県内では小豆郡小豆島町、土庄町を通過し、高松市へ至ります。また、交差する国道としては、国道250号、国道11号、国道30号、国道32号、国道193号、国道492号などがあります。

地域の特徴

国道436号を通じて訪れることができる小豆島は、オリーブの生産地として知られており、美しい海や自然環境も魅力の一つです。また、道の駅などの施設も点在しており、観光客にとっても魅力ある場所となっています。

このように、国道436号は地域の交通や経済活動において重要な役割を果たし続けています。

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