国道489号

国道489号：周南市から山口市を結ぶ山間ルート

国道489号は、山口県周南市と山口市を繋ぐ、全長44.6kmの一般[[国道]]です。周南市大神の国道2号との分岐点から始まり、中国山地の険しい山間部を縫うように北上し、山口市阿東地福下で国道9号に合流します。このルートは、豊かな自然と歴史的背景を感じさせる、変化に富んだドライブコースとなっています。

路線概要

国道489号は、周南市大神交差点を起点とし、周南市米光、山口市徳地堀などを経て、山口市阿東地福下の市井原交差点（国道9号交点）に至ります。特に、周南市米光から山口市徳地までの11km区間は、国道376号と重複しています。また、山口市域にある徳地ICでは、中国自動車道と接続しており、広域的なアクセスにも貢献しています。

歴史と変遷

国道489号は、1993年（平成5年）4月1日に指定されました。その後、2010年（平成22年）7月には、豪雨による土砂崩落で通行止めとなる事態が発生しました。この災害を受け、暫定的に山口県道21号新南陽徳地線を整備して迂回路を確保。その後、元の路線の復旧工事が完了し、現在では元のルートで通行可能となっています。この出来事は、道路整備の重要性と、自然災害への対策の必要性を改めて認識させる出来事となりました。

路線状況と地理的特徴

国道489号は、中国山地特有の起伏に富んだ地形を通過するため、いくつかのトンネルが整備されています。代表的なトンネルとして、周南市にある津浦ヶ峠トンネル（延長555m）や、山口市にあるゆずりはトンネル（延長422m）などがあります。これらのトンネルは、安全で快適な走行を確保するために重要な役割を果たしています。また、国道489号は山陽新幹線と交差する箇所もあります。

道路施設と管理

国道489号には、津浦ヶ峠トンネル、ゆずりはトンネル、大原隧道など複数のトンネルが整備されています。これらのトンネルは、異なる年代に建設されており、道路整備の歴史を物語っています。

国道489号の管理は、周南市区間は周南土木建築事務所、山口市区間は防府土木建築事務所山口支所が担当しています。これらの機関は、道路の維持管理、安全対策、災害復旧など、様々な業務を行っています。

まとめ

国道489号は、周南市と山口市を結ぶ重要な交通路であり、地域経済の発展や、人々の生活に貢献しています。中国山地の自然環境を活かしたドライブコースであると同時に、歴史的経緯や防災対策といった、様々な側面を持つ道路です。今後も、安全で快適な道路利用を確保するために、適切な維持管理が求められています。

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