国際助産師の日

国際助産師の日

国際助産師の日（International Day of the Midwives）は、助産師たちの重要な役割に感謝し、彼らの貢献を祝うための日として、1991年から毎年5月5日に世界中で行われています。最初の祝日は1992年であり、それ以来、50ヵ国以上がこの日を共に祝うようになりました。

この記念日の創設については、1987年にオランダのハーグで開催されたICM（国際助産師連盟）の会議で提案されました。この会議では、助産師の役割を広く認識させるための記念日が必要だという意見が集まり、後に理事会で検討されました。1990年の10月には、日本の神戸でのICM大会において、5月5日を「国際助産師の日」と定める決議が成立しました。

初開催となった1992年から、この日には毎年異なるテーマが設けられています。初期のテーマには「2000年までにすべての人々に安全な出産を」という目標があり、これは全員が一致して承認したもので、2000年に向けて引き続き実施されました。以降、各年度のテーマや3年ごとのテーマに基づき、さまざまな活動が展開されています。

2014年にはイランやニュージーランドを含む国々で、助産師協会による講演会や情報交換のためのワークショップなどの啓蒙的なイベントが行われました。これにより、助産師同士が知識や経験を共有し、専門性を高めることができる貴重な機会が提供されています。

日本でも、各都道府県の助産師協会が活動を中心となって推進しています。妊婦体験や育児相談、講演会などのイベントが行われ、地域の人々が助産師や妊婦のサポートを受けられる機会を提供しています。また、ICMセーフマザーフッド基金への募金集めも行われ、助産師の活動を支援する取り組みが続いています。

国際助産師の日は、助産師の働きを讃え、彼らが提供する重要なサービスに光を当てるための重要な日です。助産師は出産に関わる重要な専門家であり、母子の健康を守るための日々の努力は計り知れません。この日を通じて、それぞれの国での助産師の役割や貢献について再認識し、彼らの声を発信することが重要です。

脚注

• - 外部リンク

- 国際助産師連盟 - 英語
- 「国際助産師の日」(5月5日)について - 公益社団法人 日本看護協会

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