國弘昌之

國弘 昌之 (くにひろ まさゆき)について



國弘昌之は日本のアニメーション界で活躍するアニメーターで、ufotableに所属しています。彼は様々な作品でクレジットされる際に「国弘昌之」や「国広昌之」といった名義でも知られています。2000年からアニメ制作に携わり、以降多くの人気シリーズや映画に関与してきました。

経歴と特徴



彼のキャリアは2000年に動画マンとして始まり、2005年に放送された『フタコイ オルタナティブ』のFILM-12「光ある場所へ」をきっかけにufotableに原画マンとして参加しました。その後、OVA『トリコ JSAT2009版』では初めてキャラクターデザインを手掛け、その腕前を発揮します。

國弘はufotable の中でも特に優れたアクションアニメーターとして知られ、社内では他の名アニメーター、小船井充や木村豪と共に「ufotable動かし屋トップメンバー」として称されています。2017年に放送された『活撃 刀剣乱舞』では、剣術指導を受けた上で、剣戟アニメーションの中核を担う役職を小船井、木村とともに務めました。

彼の得意とするのは衝撃的な動きのアクションシーンであり、ufotableの多くの作品でその実力を見せつけています。『劇場版 空の境界』では、アクション演出家の三浦貴博から「アクションの原画は國弘に任せるとクオリティが上がる」と評され、彼は全体の約10分の1にあたる約100カットを担当しました。また、各章でも動きの多いカットの原画を多く手掛けています。

さらに、三浦が監督を務めた作品『Fate/stay night|Fate_stay_night [Unlimited Blade Works]』でも、彼の能力が重視され、序盤のアーチャー対ランサー戦や士郎対ギルガメッシュ戦など、重要なアクションシーンの原画を担当しています。

独自の制作スタイル



國弘の原画は、一般的なアニメーターが採るカットの最初と最後の原画を描いた後にその間を埋める手法とは異なり、彼自身の直感を基にして動きを順番に描いていく「送り描き」というスタイルに特徴があります。この手法により、彼のカットには特有のタイミングが生まれ、「圧倒的に速く感じつつも動きは明確にわかる」という絶妙なスピード感があると評価されています。

主な作品リスト


日本のアニメ業界での彼の業績は多岐にわたり、いくつかの代表的なテレビアニメや劇場版、OVA、Webアニメなどで活動しています。以下はその一部です。

テレビアニメ



劇場アニメ



ゲーム



結論



國弘昌之は、アニメ界における優れたアクションアニメーターであり、彼の作品には観る者を引き込む力があります。彼の独創的なスタイルと技術は、日本のアニメーションにおける重要な要素となっており、将来的にもその動向から目が離せません。

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。