國松明日香

國松明日香

國松明日香（くにまつ あすか、1947年 - ）は、北海道小樽市出身の日本の著名な彫刻家であり、星槎道都大学の客員教授を務めています。一見女性的な名前に反して男性であり、東京芸術大学で芸術修士号を取得しています。

生涯と業績

1947年、画家である國松登の息子として小樽市に生まれました。北海道札幌西高等学校を経て東京藝術大学に進学、美術学部彫刻科を卒業し、同大学の美術研究科彫刻専門課程を修了しました。その後、札幌市立高等専門学校の教授を歴任するなど、教育者としても貢献しました。

國松明日香は、舟越保武、千野茂に師事し、鉄を主な素材とした大型モニュメントの制作に打ち込みました。彼の作品は、札幌駅前通りや札幌ドームをはじめとする札幌市内の多くの公共施設に設置されており、都市景観に独自の美的価値を付与しています。その作品群は、北海道を代表する美術作品として広く認知されています。また、彼の長男である希根太も彫刻家として活躍しています。

受賞歴

國松明日香の芸術活動は、数々の賞によって高く評価されています。

1973年：第1回C・C・A・C ワールド・プリント・コンペティション 最優秀賞
1987年：'87北海道の美術 グランプリ（道立近代美術館賞）
1989年：本郷新賞
1993年：札幌市民文化奨励賞
2008年：北海道文化賞奨励賞
2016年：札幌芸術賞
2023年：北海道文化賞
2024年：地域文化功労者

これらの受賞歴は、彼の長年にわたる芸術的貢献と、地域文化への深い関与を示すものです。

作品

國松明日香の作品は、鉄の持つ力強さと繊細さを生かした、独創的な表現が特徴です。彼の作品は、都市空間に調和しながらも、強い存在感を放ち、見る人に深い印象を与えます。代表作としては、北海道工業大学図書館内エントランスホールの彫刻「アラベスクな街」などがあります。

関連情報

國松明日香は、道都大学で非常勤講師も務めていました。彼の活動や作品に関する情報は、以下の外部リンクからさらに詳しく知ることができます。

國松明日香 - 札幌散策
東海大学国際文化学部デザイン文化学科／札幌キャンパス
* 東海大学よりのお知らせ

國松明日香は、その作品を通じて、北海道の文化と芸術に多大な貢献をしています。彼の作品は、これからも多くの人々に感動を与え続けるでしょう。

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