土一海人

土一 海人

土一 海人（どいち かいと）は、1999年7月2日生まれ、日本のラグビー選手です。東京都出身で、現在はジャパンラグビーリーグワンに参戦する東京サントリーサンゴリアスに所属しており、フォワード第三列の中心的なポジションであるフッカー（HO）としてプレーしています。

経歴

土一選手がラグビーという競技と出会ったのは、中学1年生の時でした。その時以来、ラグビーに情熱を傾け、選手としての道を歩み始めます。

学生時代

高校はラグビー強豪校として知られる東海大学付属相模高等学校に進学。ここで彼は選手としての才能を開花させ、高校時代には将来を嘱望される選手として高校日本代表にも選出される栄誉を得ています。東海大相模高校時代のチームメイトには、後にジャパンラグビーリーグワンでもプレーすることになる徳田悠人選手らがいました。高校卒業後、2018年には東海大学へ進学し、大学のラグビー部でさらなる技術向上と身体づくりに励みました。大学でも中心選手として活躍し、卒業までの間、選手としての基盤を固めました。

プロキャリア

2022年に東海大学を卒業した土一選手は、プロラグビー選手としてのキャリアをスタートさせ、ジャパンラグビーリーグワンに所属する日野レッドドルフィンズへ加入しました。プロ一年目のシーズン、2022年12月17日に行われたJAPAN RUGBY LEAGUE ONEの開幕節、日本製鉄釜石シーウェイブス戦で途中出場し、記念すべきリーグワン公式戦への初出場を果たしました。これは彼にとって、プロの舞台に立つ第一歩となる重要な瞬間でした。

日野レッドドルフィンズで経験を積んだ後、2023年には日本のラグビー界を代表するトップチームの一つ、東京サントリーサンゴリアスへの移籍を決断します。強豪チームの一員として、より高いレベルでの競争とプレーに身を置くことで、選手としてのさらなる成長とチームへの貢献を目指しています。

プレースタイルとプロフィール

土一選手が主戦場とするポジションはフッカー（HO）です。フッカーはスクラムの最前列中央でプロップに挟まれる形で組み、スクラムの安定に不可欠な役割を担います。また、ラインアウトではスローワーとして、正確なボール供給が求められるセットプレーの要でもあります。身長175cm、体重105kgという体格は、フッカーとして求められるコンタクトプレーでの強さや、スクラムにおける推進力を生み出す上で非常に有利なフィジカルを備えていることを示しています。

東京都で生まれ育った土一選手は、地元とも言える関東地方の大学を経て、プロキャリアも日本のトップリーグで築いています。

今後の展望

高校時代から年代別代表に選ばれるなど、その才能には早くから注目が集まっていました。プロ入り後も着実にステップアップし、現在はリーグワン屈指の強豪チームでプレーしています。フッカーとしてチームのセットプレーを支え、試合の流れを引き寄せる彼の活躍は、今後ますます重要なものとなるでしょう。東京サントリーサンゴリアスでのさらなる飛躍、そして日本のラグビー界における中心選手への成長が期待されます。

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