土生翔太

土生翔太 - プロ野球選手

概要

土生翔太（はぶ しょうた、2001年3月10日生まれ）は、神奈川県横浜市戸塚区出身のプロ野球選手で、現在中日ドラゴンズに所属する投手です。彼は右投右打で、特に速球に定評があります。

経歴

プロ入り前の道のり

土生は日本人の父とフィリピン人の母の子として生まれました。彼は幼い頃からスポーツに親しみ、横浜市立鳥が丘小学校3年生の時に坂本レッドジャガーズで野球を始めたのが、彼の野球人生の第一歩でした。

中学校では横浜泉中央ボーイズという硬式野球チームでプレー。以降、高校は横浜高校に進学し、全国高等学校野球選手権大会に3年連続出場しましたが、活躍の場は限られていました。高校3年時の神奈川大会前の引退試合で投げ、144km/hを記録したことが彼にとっての大きな転機となりました。ここでは、藤平尚真や石川達也など、後にプロで活躍する選手たちと同じチームメイトでした。

高校卒業後は桜美林大学へ進学し、大学野球で活躍。1年春からリーグ戦に登板し、チームは3年春にリーグ戦を制覇。全日本大学野球選手権大会に出場するも、残念ながら自身の登板はありませんでした。プロ入りを目指して志望届を提出しましたが、2022年のドラフトでは指名を逃しました。最終的には社会人野球チームの誘いを断り、茨城アストロプラネッツに入団すると決意しました。

BCLでの成績

茨城アストロプラネッツでは2023年シーズンに奮闘し、9月15日には読売ジャイアンツ三軍との練習試合で150km/h超の速球を投げて注目を浴びました。そのシーズンは20試合に登板し、先発を13試合務め、3勝7敗、防御率4.36、90奪三振を達成しました。

中日ドラゴンズでの活躍

2023年10月26日に行われたドラフト会議では、中日ドラゴンズから5位で指名を受け、2023年11月28日に3500万円の契約金、720万円の年俸で仮契約を結びました。これにより、背番号48が与えられました。

投手としての特徴

土生は最速154km/hのストレートに加え、縦・横に変化するスライダー、ツーシーム、カーブ、フォークなど多彩な投球を持ち味としています。また、母がフィリピン人であることから、愛称は母方の名前であるラモスの名で知られています。

初記録

彼のプロ初出場は2024年の4月19日、対阪神タイガース戦で救援登板し、1回を2失点しました。さらに、4月20日には初奪三振を記録します。同日に初打席にも立ちましたが、こちらは空振り三振という結果に終わりました。

土生翔太選手はこれから多くのファンの期待を背負いながら、プロ野球でのキャリアを築いていくことでしょう。

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