在ヒューストン日本国総領事館

在ヒューストン日本国総領事館について

在ヒューストン日本国総領事館は、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストンに所在する日本の外交機関です。具体的には、ヒューストン・ダウンタウンのファニン・ストリート900番地に位置するヒューストン・センター2の3000号室にオフィスを構えています。

管轄地域

この総領事館は、テキサス州とオクラホマ州の2つの州を管轄しており、これらの地域における日本とアメリカ合衆国との関係を促進する重要な役割を担っています。

歴史

総領事館は当初、ファースト・インターステート・バンク・プラザ（現在のウェルズ・ファーゴ・プラザ）の5300号室に設置されていましたが、後に同ビルの2300号室に移転しました。

1980年代から1990年代初頭にかけて、総領事館は使用料を巡る問題に直面しました。具体的には、総領事の官舎が置かれていたパイニーポイントビレッジ市から請求された使用料の支払いを拒否していました。日本側は、この請求が税金に相当するものであり、外交施設は課税されるべきではないと主張しました。一方、市側は、この料金はサービスに対する対価であると反論しました。

1993年、市は総領事館に対して約14,000ドルの支払いを要求しました。日本側は国際的な取り決めにより領事機関は課税対象ではないと主張しましたが、市側は、この料金は使用サービス料であると譲りませんでした。当時の市議会議員であったジェームズ・ベイカー氏は、総領事館へのごみ収集サービスを停止すると脅し、この問題は公になりました。

その後、アメリカ合衆国国務省が介入し、総領事館は使用料を支払うべきであるものの、消防や警察のサービスに対する支払いは不要であるとの判断が下されました。結果として、総領事館は利子を含めた12,000ドルを市に支払うことになりました。当時の今西正次郎総領事は、任期満了間際に、年間4,500ドルの支払いを市に対して了承しました。

その他

総領事館は、管轄地域における日本人の保護や支援、文化交流、経済交流など、多岐にわたる活動を行っています。また、地域社会との連携を深めるための取り組みも積極的に行っています。

関連情報

グレーター・ヒューストン日本人会
テキサス日本事務所
日本の在外公館の一覧

外部リンク

在ヒューストン日本国総領事館
* 総領事館の位置 - Yahoo!Map

もう一度検索