在小樽ソビエト連邦副領事館

在小樽ソビエト連邦副領事館

在小樽ソビエト連邦副領事館は、かつてソビエト連邦が日本の北海道小樽市に設置していた副領事館です。

歴史

開設の背景

1907年、ロシア帝国と日本の間で議定書が調印され、日本政府は小樽市にロシア帝国領事館の開設を許可しました。しかし、第一次世界大戦中にロシア革命が勃発し、ロシア帝国は崩壊。小樽に領事館が開設されることはありませんでした。

その後、日本はソビエト政権を承認せず、シベリア出兵を行い、反革命勢力を支援しました。

開設と閉鎖

1925年、日ソ基本条約が締結され、両国間の外交関係が回復。1926年4月、在小樽ソビエト連邦領事館が開設されました。

1927年8月、ソビエト連邦大使館は、小樽の領事館を副領事館に改組することを日本政府に通告しました。副領事館では、漁業従事者やサハリンの石油・石炭開発地域で働く日本企業の従業員へのビザ発給が主な業務でした。しかし、ビザ申請手続きが減少したため、1933年に夏季限定業務となり、1938年4月に閉鎖されました。

所在地

北海道小樽市奥沢4丁目28番地

館長

在小樽ソビエト連邦領事（1926年 - 1927年）
在小樽ソビエト連邦副領事（1927年 - 1938年）

関連項目

日露関係史
在日ロシア連邦大使館
在大阪ロシア連邦総領事館
在札幌ロシア連邦総領事館
在新潟ロシア連邦総領事館

外部リンク

歴史 | 在札幌ロシア連邦総領事館
* История Генконсульства - Генеральное консульство России в Саппоро （ロシア語）

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