地・中・海ケイバモード

地・中・海ケイバモード：競馬三昧の1時間番組

グリーンチャンネルで放送されていた『地・中・海ケイバモード』は、競馬ファンにとって魅力的な情報源でした。中央競馬、地方競馬、そして海外競馬と、競馬のあらゆる側面を網羅した総合情報番組として、毎週火曜日の夜に多くの視聴者を魅了しました。

番組名の由来は、地方競馬を『地』、中央競馬を『中』、海外競馬を『海』と捉え、それらを組み合わせたもの。まるで地中海のように、様々な競馬情報を包括的に扱う番組であることを巧みに表現しています。

2013年までは、『地方競馬最前線』や不定期放送の『海外競馬ジャーナル』といった個別の番組がありましたが、2014年からそれらは統合され、『地・中・海ケイバモード』が誕生しました。これにより、より効率的かつ多角的な情報提供が可能となりました。

番組は、週末の中央競馬開催後の火曜日に放送。1時間という枠の中で、充実した内容が凝縮されていました。具体的な放送時間は、初回放送が火曜22時～23時、再放送が水曜1時～2時、水曜16時～17時、水曜20時～21時と、様々な時間帯で視聴できる配慮もされていました。ただし、番組編成の都合上、放送時間が変更される場合もありました。

番組を支えたのは、個性豊かな出演者陣です。MCを務めたのは伊藤政昭氏。中央競馬中継でお馴染みの顔であり、その落ち着いた語り口と深い競馬知識は、番組全体の信頼感を高めていました。アシスタントには、橋本マナミ氏（2014年～2015年）、大澤玲美氏（2016年1月～2018年12月）らが務め、番組に華を添えました。

解説陣も充実していました。中央競馬は久光匡治氏が、地方競馬は斎藤修氏が、そして海外競馬は合田直弘氏がそれぞれ担当。それぞれの分野のエキスパートたちが、専門的な知識と独自の視点で視聴者へ情報を提供していました。さらに、永尾まりや氏（2015年1月27日～12月29日）などの準レギュラーやレポーターも加わり、番組に多様な情報を届けていました。

番組を構成するコーナーも魅力的でした。新聞記事を紹介する『先週のトピックス』、中央競馬の展望を行う『サラブねっと』、地方競馬を深く掘り下げる『馬ちゃんぷ』、そして海外競馬の情報を伝える『うまタイムス』など、それぞれのコーナーがそれぞれの競馬の魅力を余すことなく伝えていました。さらに、『特集モード』では、視聴者参加型のコーナーや、競馬文化に焦点を当てたコーナーなど、様々な企画が展開されました。

これらの多彩なコーナーと、経験豊富なキャスター陣、そして専門性の高い解説陣によって、『地・中・海ケイバモード』は、競馬ファンにとって欠かせない情報番組として長きにわたり親しまれてきました。2018年12月25日の放送をもって終了しましたが、その内容は、多くの競馬ファンにとって、今も記憶に残るものとなっているでしょう。後番組として、『ケイバどーも！』が2019年1月8日にスタートしました。

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