地域医療等振興自治宝くじ

地域医療等振興自治宝くじ（レインボーくじ）について

地域医療等振興自治宝くじは、栃木県が発行するブロック宝くじで、愛称は「レインボーくじ」として親しまれています。この宝くじは、地域医療の振興を主な目的としており、その収益は長寿社会づくりや地域医療の発展に貢献しています。

宝くじの方式

レインボーくじには、主に2つの方式があります。一つは開封くじで、もう一つは被封くじ（インスタントくじ）です。これらのくじは、購入後すぐに結果がわかるものや、後日抽選が行われるものなど、様々な種類があります。

発売目的と資金の使途

レインボーくじの発売目的は大きく分けて2つあります。一つは「長寿社会づくりソフト分」で、これは全国の都道府県が行う長寿社会対策事業のために使われます。もう一つは「地域医療等振興分」で、こちらは栃木県下野市にある自治医科大学の運営資金として活用されます。

発売金額（1枚あたり100円や200円など）や当選金額（1等が6000万円や1000万円など）は、発売されるくじの種類や時期によって変動します。これにより、購入者は様々な選択肢の中から自分に合った宝くじを楽しむことができます。

販売地域と発売日

当初、レインボーくじはブロック宝くじとして販売地域が限定されていましたが、2011年度からは全ての種類が全国で発売されるようになりました。これにより、日本全国どこにいてもレインボーくじを購入し、その収益が地域医療や福祉の向上に貢献する仕組みが整いました。

発売元は栃木県で、販売地域は全国です。原則として、毎週水曜日に発売され、木曜日に抽選が行われますが、発売期間は7～12日間と不定期であるため、購入の際には注意が必要です。

沿革

レインボーくじの歴史は、1974年4月に「へき地医療振興自治宝くじ」として発売が開始されたことに始まります。その後、1982年7月には普通くじとインスタントくじを組み合わせた「ダブルチャンスくじ」として発売されました（後にそれぞれ別々に販売）。1989年4月には、現在の名称である「地域医療等振興自治宝くじ」に改称され、2011年4月には販売地域が全国に拡大しました。

この宝くじは、地域医療の振興と長寿社会の実現に貢献しており、多くの人々に親しまれています。

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