地獄のハイウェイ

AC/DC|AC_DC『地獄のハイウェイ』

『地獄のハイウェイ』は、オーストラリア出身のハードロックバンド、AC/DC|AC_DCが1979年に発表した6作目のアルバムです。「Highway to Hell」を直訳すると「地獄へのハイウェイ」となります。

解説

本作は、AC/DC|AC_DCにとって飛躍のきっかけとなった重要な作品です。アメリカではビルボードチャートで最高17位を記録し、プラチナ・ディスクを獲得。イギリスでもゴールド・ディスクに輝きました。

特に、タイトル曲「Highway to Hell」は世界的なヒットとなり、AC/DC|AC_DCの名を広く知らしめました。しかし、その成功の陰で、翌1980年2月にヴォーカリストのボン・スコットが急逝するという悲劇が起こります。そのため、『地獄のハイウェイ』はボン・スコットの遺作として、より一層特別な意味を持つアルバムとなりました。

その音楽的な評価も高く、『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』では200位にランクインしています。

日本では、2000年代から国内盤が入手困難な状況が続いていましたが、2007年12月に紙ジャケット仕様で復刻され、再発売されました。

収録曲

全曲、アンガス・ヤング、マルコム・ヤング、ボン・スコットの共作です。

1. 地獄のハイウェイ - Highway to Hell – 3:28
2. 女たちのリズム - Girls Got Rhythm – 3:23
3. 地獄の絆 - Walk All Over You – 5:10
4. タッチ・トゥー・マッチ - Touch Too Much – 4:26
5. 闇から追い出せ - Beating Around the Bush – 3:56
6. ショット・ダウン - Shot Down in Flames – 3:23
7. 熱くやろうぜ - Get It Hot – 2:34
8. 流血の叫び - If You Want Blood (You've Got It) – 4:36
9. ハングリー・マン - Love Hungry Man – 4:17
10. 夜のプローラー - Night Prowler – 6:28

参加ミュージシャン

ボン・スコット - ボーカル
アンガス・ヤング - リードギター
マルコム・ヤング - リズムギター、バッキング・ボーカル
クリフ・ウィリアムズ - ベース、バッキング・ボーカル
* フィル・ラッド - ドラムス

『地獄のハイウェイ』は、AC/DC|AC_DCの代表作であると同時に、ロックの歴史における重要なアルバムの一つとして、今後も語り継がれていくでしょう。

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