地球連合軍の機動兵器

地球連合軍の機動兵器

『機動戦士ガンダムSEED』の世界に登場する地球連合軍の機動兵器には、モビルスーツ (MS) とモビルアーマー (MA) が含まれています。本記事では、地球連合軍陣営に特化した機体の概要や開発経緯、特徴を詳しく解説します。

モビルスーツ (MS)

G兵器開発計画

地球連合軍の試作モビルスーツ開発計画は、アニメの第1次連合・プラント大戦を背景にしています。物語の舞台となるオーブ連合首長国と大西洋連邦の共同作業において、その責任者であったデュエイン・ハルバートン提督がこの計画の進捗を担いました。この計画は、G兵器の称号の下に位置づけられ、C.E.69年の戦闘の敗北を受けて生まれました。

ハルバートンは連合内でのMS開発を提案しましたが、当初は却下され、その後極秘裏に進められることとなりました。1980年代末には、オーブ連合首長国との共同開発が開始されました。関連作品『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』では、連合の技術収集の努力が描かれています。

初期GAT-Xシリーズ

GAT-Xシリーズは、地球連合の大西洋連邦がオーブと共同で開発した新型試作機群で、デュエイン・ハルバートンがその提唱者です。このシリーズに含まれる機体は、強化されたPS装甲、低電力高出力のビーム兵器の装備、そして特別に設計されたフレームを特徴としています。これにより、連合は当時のザフトのMSに対抗可能な戦力を手に入れることができました。GAT-Xシリーズの「G」は「Genesis」と「Genocide」の頭文字であり、GATは「Gressorial Armament Tactical」という意味を持ちます。全体として5機体が開発されました。

GAT-Xシリーズの機体

• - GAT-X102 デュエル
• - GAT-X103 バスター
• - GAT-X105 ストライク
• - GAT-X207 ブリッツ
• - GAT-X303 イージス

また、別系統の機体ではGAT-FJ108ライゴウがアクタイオン・プロジェクトで開発されています。

後期GAT-Xシリーズ

後期GAT-Xシリーズは、改良型PS装甲「トランスフェイズ装甲」を採用し、電力消費の節約と高パフォーマンスを実現しました。これは、初期の試作機の設計をもとに第二世代機として計画されました。主にブーステッドマンが搭乗する設計で、特異な能力を持ったパイロットに特化した機体となっています。

後期GAT-Xシリーズの機体

• - GAT-X131 カラミティ
• - GAT-X130 エールカラミティ
• - GAT-X133 ソードカラミティ
• - GAT-X252 フォビドゥン

モビルアーマー (MA)

試作機

地球連合軍のオリジナルの汎用試作型MAには、「メビウス・ゼロ」と「エグザス」が含まれています。

大型試作型MA（ペルグランデ）

ペルグランデはアズラエル財団の傘下で開発されたMAであり、複雑な操作が必要ですが高機能を誇ります。パイロットが相互に協力してドラグーンシステムを制御し、強力な攻撃が可能です。ペルグランデは、その名が示すように「巨大な」といった意味を持ち、そのサイズと機能は戦場で大きな影響を与えます。

ザムザザーおよびゲルズゲー

ザムザザーはアドゥカーフ社による大型試作MAで、強力な火力を備えた機体です。ゲルズゲーは拠点防衛用に設計されたMAで、高度な防御機能と比較的高い運動性能を持っています。これらのMAは、地球連合軍がザフトのMSに対抗するために重要な役割を果たします。

量産機

量産型MAには、「メビウス」と「ユークリッド」があります。これらは連合軍の主力機として戦場で活躍し、特にユークリッドは最新技術が施され、優れた攻撃能力と機動力を持ち合わせています。

まとめ

『機動戦士ガンダムSEED』における地球連合軍の機動兵器は、進化し続け、戦争の中でさまざまな役割を果たしてきました。これらのMSとMAは、物語の核心を成す重要な要素となっています。

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