地球SOS それいけコロリン

地球SOS それいけコロリン

『地球SOS それいけコロリン』は、1992年4月8日から1993年3月10日まで、NHK教育テレビで放送された全26回の教育アニメです。この作品は、児童福祉文化賞を受賞するなど、子ども向けの環境教育を目的として高く評価されています。放送は毎週水曜日の18時から25分間行われ、楽しいアニメ形式で視聴者に様々な環境問題を紹介しました。

概要

この番組は、環境問題に焦点を当てており、各回は「オープニングテーマ」「オープニングトーク」「アニメ（Aパート）」「トーク」「アニメ（Bパート）」「エンディングトーク」「エンディング」といった構成で進行します。進行役は、女性タレントの相原勇と小学生たちから構成される探検隊が務め、視聴者に対して分かりやすく身近な問題を取り上げる工夫がなされています。

特に、水質汚染やゴミ問題、砂漠化など、多岐にわたる環境問題を具体的に取り上げ、実験や活動を通じて理解を深める内容となっています。視聴者自身が地球環境の重要性を考えるきっかけを提供し、楽しみながら学ぶことができるように工夫されています。2023年現在、視聴手段としては放送ライブラリーやフィルム映画の上映が行われています。

ストーリー

作品の中心キャラクターは、オアシス星からやってきた宇宙人・コロリンです。彼は、地球を守るため、江古一家と出会い、彼らとともに地球環境の大切さを学ぶ旅に出ます。しかし、コロリンの宿敵である清潔シンドロームも存在し、彼は人間のエゴを集めて怪獣を作り出し、地球を脅かそうとしています。コロリンは仲間たちと一緒に、シンドロームの計画を阻止し、地球環境を守るための冒険を繰り広げます。

キャラクター

• - コロリン：主人公でオアシス星からやってきた宇宙人。環境保護の重要さを伝えようと奮闘します。
• - 江古ろじ太：江古家の長男。生意気ながらも優しい性格。
• - 江古オゾン：ろじ太の妹。しっかり者で昆虫には優しい一面も。
• - 江古再生：環境問題に熱心な父親。周囲に不便を求めることが多い。
• - シンドローム：コロリンの敵で、地球環境を脅かす存在。エゴカウンターを使って人間のエゴを集めます。

スタッフ・音楽

監督には高本宣弘が起用され、キャラクターデザインは安彦良和が担当しました。オープニングテーマ「それいけコロリン」やエンディング「天国の子守歌」は、本間かおりが歌い、作品を彩りました。

番組を通じて、視聴者に環境保護のためのアクションが求められ、楽しみながら学べる新しい教育の形を提案した作品であると言えるでしょう。

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