坂口征夫

坂口征夫について

坂口征夫（さかぐち ゆきお）は、1973年7月26日生まれの元男性プロレスラーであり、総合格闘家でもあります。東京都目黒区出身で、血液型はA型です。彼は坂口道場の代表を務めつつ、DDTプロレスリングにも所属し、1級土木施工管理技士としても活躍。建設会社を経営している彼は、偉大な家族を持っています。父親は元プロレスラーの坂口征二、弟は俳優の坂口憲二です。

来歴

坂口は明大中野中学・高校で柔道を経験し、卒業後は建設会社に勤務。かつてはプロレスラーを目指していましたが、身長の低さが原因で断念しました。土木作業員として働きながらコンプレックスにぜがまい、一念発起して27歳の時に空手を始めました。その後の東都空手道選手権で準優勝、ルーキーチャレンジカップで優勝を果たします。

30歳で総合格闘家への道を決意し、2006年9月にパンクラスのアマチュア試合に出場し、KO勝利を収めました。しかし、練習中の怪我が影響し、プロデビューは遅れてしまいますが、2007年4月にパンクラスでプロデビューを果たします。

プロデビュー後、初戦では左ストレートでKO負けを喫し、多くの試合を重ねながら経験を酸味。最初の勝利を収めたのは7月27日、スタンディングチョークでの一本勝ちでした。その後も数々の試合で戦い、苦い経験と共に成長していったのです。

2008年には道場を設立し、自身の試合でもKO勝ちを収めるなど実績を積み重ねます。しかし、2009年にはプロでも数度の失敗を経験。特に、戦極ライト級王者との試合ではアキレス腱固めに屈しました。その後、2010年には身体のダメージを理由に現役引退を発表し、セレモニーを行うことになりました。

引退後の活動

引退後は建設会社に専念し、2010年にはドラマにも出演、徐々に俳優活動を開始します。しかし、その後8か月で現役復帰を果たし、2010年12月に戦極にて勝利を収めました。引退から復帰する際には「次にリングを下りるときは死ぬ時」と語るなど、生涯現役の姿勢を見せていました。

2011年には震災被災地の復旧工事に携わり、社会貢献にも力を注ぎました。その後、2012年からはDDTプロレスリングに参加し、不定期に出場。2015年にはKING OF DDTトーナメントで優勝し、KO-D無差別級王座を手にしました。

2023年にはアジアタッグ王座を獲得するなど、数多くのタイトルを手にし続けています。そして、2024年には引退を発表し、2月に最後の試合を行う予定です。

得意技

坂口の得意技には「神の右膝」や「煉獄」、「エプロンPK」などがあります。特に「神の右膝」は二段式の右飛び膝蹴りで、試合の決定打として多く用いられています。彼のスタイルは魅力的で、ファンの心を掴んで離しません。

最後に

坂口征夫のキャリアは多岐にわたり、プロレスと総合格闘技だけではなく、俳優活動や事業経営でも成功を収めています。彼の人生は、挑戦と成長の連続であり、数々の経験を経て今に至っています。彼のこれからがどうなるのか、注目です。

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