坂室バイパス

坂室バイパスについて

坂室バイパスは、長野県茅野市内を東西に横断する、全長約4kmの国道20号バイパスです。このバイパスは、慢性的な交通渋滞が発生していた旧道区間の宮川交差点や中河原北交差点を迂回する目的で計画されました。

道路の概要

起点：長野県茅野市金沢（のぞみ大橋交差点）
終点：長野県茅野市宮川（中河原北交差点）
全長：3.7km
道路規格：第3種第2級
標準道路幅員：25.0m
車線数：4車線
車線幅員：3.5m
設計速度：60km/h

このバイパスは、茅野市金沢から宮川までの新設区間（2.8km）と、茅野市宮川地内の現道拡幅区間（0.9km）で構成されています。2011年6月までに、新設区間の全線と現道拡幅区間の一部が暫定2車線で開通しました。現在、残りの現道拡幅区間において4車線化に向けた工事が進められています。

バイパスの歴史

1997年12月25日：都市計画決定。
1998年度：事業化。
2000年度：用地取得開始。
2002年度：工事着手。
2007年度：主要構造物である宮川大橋が完成。
2007年11月19日：坂室トンネル（全長874m）の工事が開始。
2008年5月12日：バイパス新設区間のうち、西茅野土地区画整理事業区内から茅野交差点までの0.9kmが暫定2車線で開通。
2009年10月2日：坂室トンネルが貫通。
2011年6月26日：バイパス新設区間のうち、のぞみ大橋交差点から西茅野土地区画整理事業区内までの1.9kmが暫定2車線で開通。これにより、新設区間は全線開通。また、現道拡幅区間のうち茅野交差点から茅野郵便局前交差点までの0.2kmにおいて歩道が設置。
2015年4月1日：国道現道区間のうち、坂室トンネル交差点から宮川坂室交差点間が茅野市道に、宮川坂室交差点から茅野交差点間が県道に移管され、当該バイパスが国道現道に変更。

旧坂室バイパス

以前の国道20号は、宮川の右岸に沿って北上し宮川坂室交差点に至るルートでした。その旧道に対して、宮川左岸の丘陵部を横断するバイパスとして整備されたのが、現在の坂室バイパスです。旧国道20号の一部（早川橋付近から宮川坂室交差点まで）は、現在、県道197号払沢茅野線の一部となっています。

関連情報

中部地方の[[道路一覧]]
日本のバイパス[[道路]]一覧
長野国道事務所
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