坂本健

坂本健（さかもと たけし）

1959年12月24日生まれ。日本の政治家であり、現在、東京都板橋区長を5期務めている。

来歴

板橋区成増出身で、日本大学豊山高等学校、日本大学生産工学部建築工学科を卒業。その後、同大学大学院で建築工学を専攻し、修士課程を修了。さらに博士後期課程を単位取得満期退学。

民間企業での勤務を経て、2005年に東京都議会議員選挙で初当選。都議会では自民党副幹事長などを歴任。2007年に板橋区長選挙に立候補し、初当選。以降、連続して当選し、現在5期目を務める。

年譜

1982年：日本大学生産工学部建築工学科卒業
1985年：日本大学大学院生産工学研究科博士前期課程建築工学専攻修了
1986年：日本設計事務所株式会社（現：株式会社日本設計）建築設計部勤務
1999年：特別養護老人ホームケアタウン成増設立代表者
2001年：社会福祉法人みその福祉会理事長
2003年：みその幼稚園設置者
2005年：日本大学大学院理工学研究科博士後期課程建築学専攻単位取得退学
2005年：東京都議会議員初当選（1期目）
2007年：板橋区長初当選（1期目）
2011年：板橋区長当選（2期目）
2015年：板橋区長当選（3期目）、特別区長会副会長
2019年：板橋区長当選（4期目）
2023年：板橋区長当選（5期目）

区政

板橋ブランド戦略

坂本区長は、「絵本のまち板橋」というブランドを掲げ、絵本文化の振興に力を入れている。板橋区の友好都市であるイタリア・ボローニャ市との交流を通じた国際性、区内にある印刷産業などの特徴を活かし、絵本文化の発信に力を入れている。

また、区立中央図書館が「2022年度グッドデザイン賞」を受賞。これは、図書館が公園と一体化し、緑と日差しに満ちた空間を実現したことが評価された。

板橋区立美術館もBELCA賞（ベストリフォーム部門）を受賞しており、老朽化した美術館の大規模改修が評価され、他の美術館の模範となることが期待されている。

子育て・教育

子育て支援にも力を入れており、2009年には23区初となる看護師によるお迎えサービス付き病児保育を開始。また、放課後対策事業「あいキッズ」を区内全小学校で実施し、放課後の子どもたちの健全育成を支援している。

2022年には児童相談所と子ども家庭支援センターの機能を併せ持つ「板橋区子ども家庭総合支援センター」を開設し、児童虐待や養育に関する相談に対応。教育面では「新しい学校づくり」を掲げ、三校同時改築プロジェクトを実施。「教科センター方式」の導入やICTを活用した教育活動など、先進的な取り組みを進めている。

医療・健康

区民の健康増進のため、2013年には23区初となる「スポーツ大使」制度を発足。ボクシングの村田諒太選手や競泳の萩野公介選手らが大使を務め、スポーツを通じた街の活性化を図っている。

人物

趣味は街並み巡りと絵画、書道。少年時代からボーイスカウト活動に携わり、現在もボーイスカウト板橋第5団育成会会長を務めている。

モスバーガー1号店が板橋区に開店した50周年には、同社社長を表敬訪問し、「子供の頃から手作り感ある美味しさを感じていた」と語るなど、地域への愛着も深い。

選挙結果

過去の選挙では、いずれも40%台の投票率で当選を果たしている。

2023年：投票率44.18%
2019年：投票率43.95%
2015年：投票率43.96%
2011年：投票率44%
2007年：投票率44.76%

外部リンク

板橋区長 坂本たけし オフィシャルサイト
坂本たけし 「東京で一番住みたくなるまち板橋」 (sakamoto.takeshi.itabashi) - Facebook
* こんにちは、区長です｜板橋区公式ホームページ

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