坂本駿介

坂本 駿介

1998年3月13日、青森県に生まれた坂本駿介は、ジャパンラグビーリーグワンで活躍するプロラグビー選手です。現在、三菱重工相模原ダイナボアーズの一員として、スクラム最前線でチームを支えるプロップ（PR）のポジションを担っています。身長180cm、体重107kgという体格は、プロップとして重要なパワフルなプレーを可能にしています。

坂本選手がラグビーと出会ったのは中学3年生の時でした。それまで他のスポーツに打ち込んでいたかもしれませんが、この楕円球との出会いが、彼のその後の人生を大きく左右することになります。

高校は地元の青森県立三本木農業高等学校に進学し、ラグビーにさらに打ち込みました。高校卒業後の2016年には、ラグビー強豪校の一つである日本大学へ進み、大学ラグビーの舞台でスキルと経験を磨きました。大学での4年間は選手として大きく成長した期間であり、2019年にはチームの精神的支柱となるラグビー部の主将という大役を務め上げました。キャプテンとしてチームを牽引した経験は、その後のプロキャリアにおいても大きな財産となっています。

日本大学を卒業した2020年には、さらに知見を深めるべく同大学の大学院へ進学するという選択をしました。学問を修める傍ら、ラグビー選手としての道を模索し続けました。

そして2022年、坂本選手はジャパンラグビーリーグワンに所属する三菱重工相模原ダイナボアーズへの加入を果たし、プロラグビー選手としての第一歩を踏み出しました。チームに合流して間もない同年4月9日、リーグワン第10節の三重ホンダヒート戦で途中出場ながら公式戦デビューを果たしました。この試合が、彼にとってプロキャリアにおける記念すべき最初の公式戦出場となりました。

プロップは、ラグビーのポジションの中でも特にスクラムや密集戦といったコンタクトプレーにおいて重要な役割を担います。強靭なフィジカルと正確な技術が求められるポジションであり、坂本選手もその役割を果たすべく日々鍛錬を重ねています。彼の180cm、107kgという体格は、プロップとして相手に立ち向かう上で大きな武器となります。

さらに、坂本選手は国際的な経験を積むことにも積極的です。2024年の6月から7月にかけての7週間、ラグビーの本場であるニュージーランドへ留学しました。現地のフイアラグビーフットボールクラブ（Huia Rugby Football Club）に所属し、本場のラグビースタイルや文化に触れる貴重な機会を得ました。この海外での経験は、彼の選手としての視野を広げ、さらなる成長を促すことでしょう。

中学時代からラグビーを始め、大学では主将を務め、プロ選手としてリーグワンでプレーし、さらにはラグビー王国ニュージーランドでの武者修行も経験した坂本駿介選手。そのキャリアは着実にステップアップを続けています。今後も三菱重工相模原ダイナボアーズのプロップとして、チームの勝利に貢献する力強いプレーを見せてくれることが期待されます。

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