坂東悠汰

坂東 悠汰（ばんどう ゆうた）

坂東悠汰は1996年11月21日に兵庫県洲本市で生まれた日本の陸上競技選手で、主に中距離走と長距離走を専門としています。彼は兵庫県立津名高等学校を経て法政大学スポーツ健康学部を卒業し、現在は富士通に所属しながら陸上競技に取り組んでいます。2020年には東京オリンピックの日本代表選手として選ばれました。

来歴

坂東は、洲本市立五色中学校を卒業し、その後兵庫県立津名高等学校に進学しました。この高校時代には、陸上競技で優れた成績を残し、特に1500mの種目で兵庫県大会の優勝を果たしました。そして、全国高等学校総合体育大会陸上競技大会に出場し、さらなる成長を遂げました。

法政大学に進学した坂東は、1年生の頃から東京箱根間往復大学駅伝競走に参加しました。この大会では、4区で15位、2年生の時には1区で9位、3年生の時は2区で14位という成績を収めました。大学4年生の2019年2月、彼は日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走に出場し、10km部門で29分36秒のタイムで優勝しました。これは彼にとって学生としての最後のレースとなりました。

大学卒業後、坂東は富士通に就職し、陸上競技を続けました。その後の2020年12月4日、第104回日本陸上競技選手権大会で行われた5000mレースでは、13分18秒49のタイムを記録し、見事優勝を果たしました。この成績は日本歴代7位にあたりますが、オリンピック参加のための標準記録には惜しくも届きませんでした。

それでも、坂東は2021年7月2日に2020年東京オリンピックの男子5000m代表選手として選出されました。7月17日にはホクレンディスタンスチャレンジに出場し、1500mで自己ベストの3分37秒99を記録し、3位に入りました。この時の優勝は河村一輝、2位は洛南高等学校の佐藤圭汰でした。

8月3日には東京オリンピックの陸上男子5000m予選に挑戦しましたが、残念ながら14分5秒80の成績で予選敗退となりました。それでも、彼の名は今後も日本陸上界で語り継がれることとなるでしょう。坂東悠汰はこれからも成長を続け、さらなる高みを目指して努力し続けます。彼の今後の活躍にも期待が寄せられています。

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