坂角総本舗

株式会社坂角総本舖の紹介

株式会社坂角総本舖（ばんかくそうほんぽ）は、日本の愛知県に本社を置く著名な食品メーカーです。主に海老を中心にした煎餅を製造・販売しており、その中でも「ゆかり」という海老煎餅が特に有名です。海の幸を原材料にしたお菓子が多く、品質と味にこだわった商品が人気を集めています。

企業の概要と特徴

坂角総本舖は、名古屋名産として知られる海老煎餅を手がける老舗企業であり、創業者の坂 角次郎の名に由来しています。工場は愛知県東海市に2つあり、支社は東京および大阪、名古屋に展開しています。また、直営店が東海市と名古屋にあり、さらには全国各地に販売店が点在しているため、北海道から熊本まで幅広い地域で製品を手に取ることができます。特に、キヨスクなどでも取扱いがあり、手軽に購入できる点が魅力となっています。

企業の歴史

1889年に創業された坂角総本舖は、当初の製法に独自の工夫を加え、海老を使用した生せんべいを完成させました。1945年には、天皇と皇后に献上するという栄誉を受け、その後も皇族へ献上を重ねることでその名声を高めました。1953年には合資会社として法人化し、1955年には機械化を進め、量産体制を確立しました。1966年には「ゆかり」という商品名で海老煎餅の販売を開始し、現在でも主力商品として親しまれています。1989年には株式会社へ改組し、その後もファミリーフレンドリー企業として愛知県から表彰されるなど、地域社会への貢献も行っています。また、2004年からはオンライン通販もスタートさせており、幅広い顧客層にアプローチしています。

主力商品「ゆかり」の魅力

坂角総本舖の中心商品は海老煎餅ですが、その中でも「ゆかり」は特に人気があります。一般的にイメージされるような薄焼き煎餅に甘辛いタレを塗ったものではなく、海老のすり身を使用し、じっくり焼き上げた本格的な一品です。食感はサクサクとしており、海老の風味をしっかりと感じることができます。その他にも、さまざまなラインナップが用意されており、「ゆかり黄金缶」、「ゆかり慶ノ箱」、姫ゆかりなど多様な選択肢が魅力です。

商品ラインナップ

坂角総本舖は、海老煎餅以外にもいくつかのユニークな商品を展開しています。例えば、「えび蔵」や「海鮮煎餅詰合せ」、また地域特産を活かした天ぷら商品など、多彩なバリエーションがあります。季節感を大切にした商品もあり、春の「春さくら」から冬の「冬かさね」まで、四季折々の風味を楽しむことが可能です。

おわりに

株式会社坂角総本舖は、歴史的な背景と確かな製品に支えられ、日本国内外で高い評価を得ている企業です。海老煎餅の持つ魅力を最大限に引き出し、今後も多様なお菓子を提供し続けることでしょう。

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