埴田真紀

埴田真紀: 日本女子サッカーのレジェンド

埴田真紀（はねた まき）は、1972年9月30日生まれの元女子サッカー選手で、日本女子代表として知られるディフェンダーです。彼女は、現役時代に数多くの栄光を手にし、日本女子サッカー界に多大な影響を与えました。

来歴

埴田は和歌山県にある田辺商業高校（現在の和歌山県立神島高等学校）でサッカーに目覚めました。高校3年時に新たに創設された女子サッカー部に参加し、同時にソフトボール部の主将もしていました。彼女はサッカーに情熱を注ぎ、女子サッカー部との掛け持ちを選択します。これにより、彼女は県代表として全国大会に出場する機会を得ました。

彼女のサッカーキャリアは、松下電器LSC・バンビーナでのプレーにより本格化しました。1994年には第6回日本女子サッカーリーグにおいて、自チームの初優勝に貢献し、その年のMVPにも選ばれました。また、同年から1998年にかけて、彼女は4度にわたりベストイレブンにも選出されるなど、その実力が広く認識されることとなりました。

日本女子代表

埴田は、日本女子サッカー代表としても数多くの功績を残しています。1993年12月には1993 AFC女子選手権で代表選手に選出され、12月4日の初戦ではチャイニーズタイペイ代表と対戦し、デビューを果たしつつ自身の初得点も記録しました。この大会では全5試合に出場し、チームは3位で大会を終えました。

その後も1994年には地元・広島で開催されたアジア競技大会に参加し、準優勝を果たしました。また1995年には、アメリカで開催された1995 FIFA女子ワールドカップに出場し、全4試合に出場。その後の1995 AFC女子選手権では準優勝を収めました。さらに、1996年のアトランタオリンピックにも出場しており、国際舞台での経験を積みました。埴田は1993年から1997年にかけて、通算で30試合に出場し、1得点を記録しています。

彼女の受賞とタイトル

埴田真紀のサッカーキャリアは数多くの個人成績に裏付けられています。彼女が所属した松下電器LSC・バンビーナは1994年に日本女子サッカーリーグで初優勝を果たしました。埴田自身もその年の最優秀選手賞を受賞し、翌年には敢闘賞も獲得しました。また、1993年、1994年、1996年、1998年の4回にわたってベストイレブンに選出されています。

代表歴

埴田は、1993年12月4日に日本女子代表としての初出場を果たし、以降も多くの試合に出場しました。主な出場歴としては、1993 AFC女子選手権（3位）、1995 AFC女子選手権（準優勝）、1994年アジア競技大会（準優勝）、1995 FIFA女子ワールドカップ、および1996年アトランタオリンピックがあります。

埴田真紀はそのキャリアを通じて、日本女子サッカーの発展に寄与するとともに、多くの後進に道を示しました。その活躍は、現在の女子サッカー界にも影響を与え続けています。

もう一度検索