基幹放送用周波数使用計画

基幹[[放送]]用周波数使用計画について

基幹[[放送]]用周波数使用計画（昭和63年郵政省告示第661号）は、電波法に基づき、基幹[[放送]]局が使用できる周波数とその使用に関する必要な事項を定めた総務省告示です。この計画は、放送局が免許を取得するために不可欠であり、割り当てられた周波数帯で放送を行うための基準となります。

構成

この計画は、以下の項目から構成されています。

第1　総則
計画の目的や適用範囲など、基本的な事項が定められています。
第2　中波[[放送]]を行う基幹[[放送]]局に使用させることのできる周波数等
中波ラジオ放送に使用できる周波数帯や空中線電力などが規定されています。
第3　短波放送を行う基幹[[放送]]局に使用させることのできる周波数等
短波ラジオ放送に使用できる周波数帯や空中線電力などが規定されています。
第4　超短波放送（地上系）を行う基幹[[放送]]局に使用させることのできる周波数等
FMラジオ放送に使用できる周波数帯や空中線電力などが規定されています。
第5　テレビジョン放送（地上系）を行う基幹[[放送]]局に使用させることができる周波数等
地上波テレビ放送に使用できる周波数帯や空中線電力などが規定されています。
第6　デジタル放送（標準テレビジョン放送等のうちデジタル放送に関する送信の標準方式により、放送衛星業務用の周波数を使用する衛星基幹[[放送]]に限る。）を行う基幹[[放送]]局に使用させることのできる周波数等
放送衛星を使用するデジタル放送（BSデジタル放送など）に使用できる周波数帯や空中線電力などが規定されています。
第7　デジタル放送（標準テレビジョン放送等のうちデジタル放送に関する送信の標準方式により、放送衛星業務用の周波数以外の周波数を使用する衛星基幹[[放送]]に限る。）による衛星基幹[[放送]]を行う基幹[[放送]]局に使用させることのできる周波数等（放送衛星業務用の周波数以外の周波数を使用する東経110度人工衛星デジタル放送に限る。）
放送衛星を使用するデジタル放送のうち、放送衛星業務用の周波数以外を使用するデジタル放送（110度CSデジタル放送など）に使用できる周波数帯や空中線電力などが規定されています。

概要

電波法第7条第2項第2号に基づき、総務大臣が本計画を定めます。この計画に周波数の割当てがなければ、基幹[[放送]]局は免許を受けることができません。計画では、以下の基準に該当する放送局の周波数や空中線電力が定められています。

第2：全ての親局、空中線電力1kW以上の中継局
第3：ラジオNIKKEI全チャンネル
第4：民放（FM補完中継局用途を含む）は全ての親局、NHKは各都道府県庁所在地放送局に係る親局
第5：全ての親局、空中線電力5W以上の中継局
第6・第7：国際協定等によって日本に割り当てられた衛星放送用物理チャンネル全て

上記の基準に該当しない放送局については、他の法令等の規定により個別に周波数が割り当てられます。

沿革

1988年：従前のチャンネルプランを整理するため、昭和63年郵政省告示第661号「放送用周波数使用計画」として制定されました。
2011年：平成23年総務省告示第242号による改正で、「基幹[[放送]]用周波数使用計画」と改称されました。この改正は、アナログテレビ放送の終了に伴い、項目が整理されたことによるものです。

参考文献

官報

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